~ あとがき ~ | 〈 追 憶 の 向 こ う 側 〉

〈 追 憶 の 向 こ う 側 〉

筆者のリアル体験物語。「社内恋愛」を題材にした私小説をメインに、創作小説、詩を綴っています。忘れられない恋、片思い、裏切り、絶望、裏の顔―― 全てが入った、小説ブログです。


本編を書き始めたのが、7月の夏。

終章まで、全てを書き切ったのが、12月・・・ 冬。


あの人と出会って、今年は丁度、20年の節目。

ココロを解放するには、良い機会でした。


そうして始めた、ブログ小説でしたが、

気付けば195話と、嘘みたいに長い物語になりました。

しかも、終章だけで35話とか・・・

どれだけ長いんだって感じですね。(汗)


当初は、100話前後で終わるくらいの気持ちだったのに、

“ココロの整理” とばかりに、気持ちのまま、

あれもこれも・・・と、欲張りすぎたようです。


なにしろ、ド素人なもので・・・

読みにくかったり、構成が甘かったり、隙間だらけの物語ですが、

最終話まで、辛抱強く(?)お付き合いくださった皆様、

本当にありがとうございます。


さて。

お気づきの方がいるかどうか・・・

この物語中で、 「好き」 と、シンプルな言葉で伝えたのは、

初めての告白での、一度きりなんです。


終章でも、あえて 「好き」 とは言わず、

「大切な人」 という言葉に置き換えて、彼に伝えています。


「好き」 とは、

愛情表現には不可欠な、ストレートな意思表示ですが、

それを言ったらいけないと、椎名はずっと葛藤してきました。

 “具体的に言葉にしない、出来ない。

  ・・・けど、あなたなら、解ってくれるでしょう?”

という前置きで、どうにか伝えようと思ったんです。


その気持ちを汲み取った、井沢さんもまた、

「大切な・・・」 という表現で、想いを伝えてきたんですね。


不器用な女が恋をしたら、こうなりました・・・(笑)


そのうち、書いていないエピソードを、

いつかポンと載せるかもしれません。

気が付いたら、どうか読んでやってくださいね。(笑)



では、改めて。

読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

心から感謝・・・☆



 2012.12.12  *miyu*