【詩】・メモリの中の王子様 | 〈 追 憶 の 向 こ う 側 〉

〈 追 憶 の 向 こ う 側 〉

筆者のリアル体験物語。「社内恋愛」を題材にした私小説をメインに、創作小説、詩を綴っています。忘れられない恋、片思い、裏切り、絶望、裏の顔―― 全てが入った、小説ブログです。


::: 追憶の向こう側 :::-usb



眠れずに夜な夜な、

夜中に目が覚めたとき、

朝、目が覚めたとき、

携帯電話のメモリーカードの中に落とした、

あの人の写真を眺める。


隣りのベッドでは、夫がイビキをかいて眠っている中で。


不思議と、罪悪感はない。


なんだろう?

頭がボンヤリしているから?


メモリの中の、あの人は・・・

私にとっては、手が届かない “王子様” 。


画面の向こうや、写真が印刷された雑誌を眺めている、

アイドルが好きな人と、変わらない事なのかもしれない。


届かないと解っているから、

写真を眺めたり、

あの人へ、想いを馳せたりすることが 出来るのかもしれない。



・・・ そう思い込めば、罪悪感が薄れる?



うん。

そうかもしれないね。



そうでも思わない限り、

夫への疚しさは、永遠に消えないから。





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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。(*・ω・)*-ω-)) ペコリ
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