![::: 追憶の向こう側 :::-オーディオ](https://stat.ameba.jp/user_images/20131006/14/glass-sculpture1214/9d/73/j/t02200165_0481036012707293230.jpg?caw=800)
半分押し付けるようにして、
あなたが貸してくれた、一枚のCD。
異性と親しくしたのは、
あなたが初めてだったから、
毎日が新鮮で、
毎日がドキドキで。
“ 好きな人に影響されやすいタイプ ”
そんな自分に気付いたのも、
あなたがいたから。
あなたが大好きな、男性ミュージシャン。
「好き」 というよりも、
憧れていたんだよね。
カラオケでは、
一度も歌わなかったもん。
それくらいに、
大好きで、憧れな人だったんだね。
本当は、
あなたの、愛してやまない
ミュージシャンの曲はね・・・
苦手なジャンルだった。
私の趣味・・・ じゃないの。
でも、
あなたが好きなものを、共有したい。
私も、好きになれたら・・・。
その想いで、
借りたCDを 聴きこんだ。
しばらく聴いているうちに、
違和感がなくなって、
「あれ?」 って感じた。
私にも、見つかったの。
何度も繰り返して
聴きたくなるような曲が。
「 これ、良い曲だね。何度も聴いたよ 」
CDを返すときに、一言添えた。
アルバムの中の ひとつを指して。
とても嬉しそうに、
やわらかな笑顔を 浮かべてくれた。
あなたに借りた、一枚のCD。
同じ物が欲しくて、
同じ音楽を聴いていたくて・・・
あなたを
もっと身近に感じたくて、
同じCDを買ったんだよ。
ホントは、ね・・・
あなたに返したCDは、
私の物。
そして、
私の手元にあるCDが、
あなたの物なの。
ホントは、 ・・・ ね。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。(*・ω・)*-ω-)) ペコリ
よろしければクリックをお願いします☆
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fimage.with2.net%2Fimg%2Fbanner%2Fc%2Fbanner_1%2Fbr_c_2945_1.gif)
![にほんブログ村 ポエムブログ 感情詩へ](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fpoem.blogmura.com%2Fkanjoupoem%2Fimg%2Fkanjoupoem100_33_3.gif)