会社で新事業にトライすることの本当の意味 | 本当は凄い普通の人に贈る言葉

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長い間会社で新事業の立ち上げに携わってきて、
社内の壁が最も大きな障害であると感じていた。


何か新しい提案をした時、上司や上層部は、
市場の状況や採算見込みを問う。


それは当然のことではあるが、
新事業の場合、
市場が成立していないこと、
採算の見込みが立たないことが
提案を採用しない理由にはならない。


事業の新規性が高ければ高いほど、
それらは当然のことだし、
そもそも市場が成立していて
採算見込みが立っているなら
それはもう新規ではない。


だからベンチマークの調査(競合の調査)など
実は企画段階ではあまり意味が無い。


言い古された逸話だが、
アメリカのベルが電話を発明し、
複数の大手企業に売り込んだ時、


そんな前例のない機械など
売れるはずがないと一笑に付された。


電話事業ですらスタートの時は
こんなものだったのだ。


ビル・ゲイツなどは出したアイデアが、
一回くらい笑われないようでは
新しいとはいえないと言ったくらいだ。


既存の組織の場合、
そこで幹部になっているような人は
オペレーションと問題解決が得意なので、
イノベーションとは本質的に対立する立場にある。


そんなわけで、
古い会社で新事業を推進するのは
ベンチャーでやるよりはるかに
ハードルが高い。


それなら古い大きな会社で
新事業をやるのは無駄かというと
そんなことはない。


新事業をやる本当の意義は、
事業の成功を得ることだけではなく、
組織の健全性、多様性を保つことにある。


皆が右向け右で、
右を向いているような組織が
一朝事あったとき、
無事でいられるはずがない。