3月に入って公式に企業の
採用活動が解禁された。
だが期間が大幅に短縮された結果、
就職活動をする学生も、
採用をする企業もかえって忙しくなった。
一方で経団連所属企業の約半数は、
調査に対し解禁日を待たず採用活動を行っている
と(臆面も無く)回答している。
ここ一~二年で雇用情勢は劇的に改善し、
実質的な失業率はほぼゼロに近く、
望めば職を得られる状況が出現している。
ブラック企業が撲滅されることは喜ばしいが、
ある識者によると、
これはアベノミクス効果などではなく、
人口動態による必然の結果だという。
2012年から2014年というのは
団塊の世代が65歳に順次到達し、
労働人口から外れていった。
2012年の日本の労働人口は
わずか17万人の減少であったのに対し、
2013年と2014年はなんと117万人も減少し、
2015年もほぼ同じくらい減る見込みだ。
つまり日本はたった三年の間に
約300万人もの労働人口が減少する
という未曽有の事態なのだ。
これはもう激変といっていい大変な変化で、
今後労働人口が増加に転じる局面は当分、
もしかしたら半永久的にやって来ないから、
景気に関係なく、構造的に慢性的な
人手不不足になることは予見できる。
自分の見立てでは、
だからといって企業が正社員を増やす
という方向には向かわず、
正社員と非正規雇用の垣根を壊し、
流動化させる方向に行くと思う。
(その分、非正規雇用の待遇は多少
改善される)
また職業の第一線から離れた女性と、
リタイアした高齢者の活用は、
上記の流動化を前提にしつつ
もっと活発になるはずだ。
となると、
就職や転職は職を探すということから、
いかに自分にとっての適職を探すか
という点に力点が移ると推測される。
もちろんいい事ばかりではなくて、
就労機会の増大とともに増税と社会保障の縮小、
国民の負担増など様々な形で
「国民に働き続けることを強制する」
社会にもなって行く。
そんな中で働く側として最も重視
しなくてはならないことは、
どうしたら「自分らしく働けるか」、
もっと言えば
「自分らしい人生が送れるか」になるだろう。
適職、居心地の良い職場に巡り合えれば
自分らしい生き方が出来る。
それが真実とするならば、
それが出来るお手伝いをしたい
と自分は思うのである。