水無月の風景(「源流域」) | かわせみ~四渓連~

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四国の名山と渓谷と近郊の花鳥風月との語らい。
日記と日課の歩行管理も兼ねています。

 

 

 

       

 

       

 

 

 

     渓流釣りには、幾つかの条件がある。
 

     中でも、「先行者がいないこと」「流れが笹濁り(水が少し

 

     濁る様子を笹の葉の色に例えた言い方)であること」がベス

 

     トだと云える。
 

     理由は一つ。
 

     ▼渓流の女王といわれる「アマゴ」は人の気配に敏感だ。
 

     先行者がいれば、後続者には見向きもしない。
 

     笹濁りだと、人の気配を消してくれる。
 

     もっとも、濁流だと人身に危険を及ぼすし、釣り糸の操作も

 

     ままならない。
 

     ▼ときは梅雨真っただ中。
 

     天を仰ぎその時を待つ。
 

     先日のこと。
 

     空は晴れ、近くの川の流れを見れば源流域はベストの条件が

 

     整うと見る。
 

     ▼馴染みの源流域に立てば清涼感にあふれ、マイナスイオン

 

     が立ち込める。
 

     短めの釣竿を一投また一投。
 

     グイと手ごたえがあり、竿が撓(しな)る。
 

     昼餉ともなれば、岸辺の山野草を愛で、缶ビールを呷る。
 

     今日の歩行数 2,750 歩。キロ数にして約 2.0 。