水無月の風景(「布袋葵」) | かわせみ~四渓連~

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四国の名山と渓谷と近郊の花鳥風月との語らい。
日記と日課の歩行管理も兼ねています。

 

 

 

       

 

 

 

       「布袋草 美ししばし 舟とめよ」
 

                         <富安 風生>
 

       「布袋草 ほこりの道に すててあり」
 

                         <星野 立子>
 

     梅雨入りだが、ときおりカッと照り付ける陽射しは強い。
 

     ▼住む街 愛媛県松山市の人口は、四国地方で唯一50万人

 

     を超える市であった。
 

     その水瓶となるのは、石手川ダム(白鷺湖)。
 

     少雨と需要増大により、例年水不足に悩まされている。
 

     それを補うために、随所に溜池がある。
 

     ▼その溜池も大小様々だが、四囲に花木が植えられ自然界と

 

     一体となって美観を作るものもある。
 

     とりわけ暑気の強い夏場には、天空を覆う大樹や竹林が避暑

 

     地を作る。
 

     先日もまた、その溜池の周辺を巡り歩く。
 

     ▼ふと、足を止めた。
 

     20~30㎝くらいの花茎を立て、藤色の美しい六弁化を穂

 

     状に開き水面を覆う。
 

     南アメリカ原産の「布袋葵(ほていあおい)」だった。
 

     清涼感溢れる眺めにしばし憩う。
 

     今日の歩行数 5,863 歩。キロ数にして約 3.9 。