「春はあけぼの、やうやう白くなりゆく山際、少し明か
りて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。・・・。」
東に面する二階の窓を開ければ標高273mの淡路ヶ峠が聳
える。
その昔、砦があったという風光明媚のお山。
▼ついこの間まで枯れ山の姿だったが、いつの間にか山腹に
山桜などが咲き春来るを告げる。
いつものことながら、このころになると決まって嬉しい知ら
せがある。
「オイ、山野草が咲いたぞ、見に来ないか」と。
▼山麓の一角で養蜂業を営むかたわら、趣味の園芸を営むま
すらお。
小藪を縫って流れる小川で池を作ったり、周囲に花木を植え
るなど山野草の生殖条件作りにも心配りが見える「秘密の花
園」。
▼手土産を持って訪ねれは早速のご案内。
「山芍薬(やましゃくやく)」「立浪草(たつなみそう)」
「碇草(いかりそう)」「梅花黄連(ばいかおうれん)」「
一人静(ひとりしずか)」「ミニチュアチューリップ」など
が勢ぞろいする。
今日の歩行数 6,000 歩。キロ数にして約 3.9 。