「さびしさの 眼の行く方や 石蕗の花」
<蓼太>
「静かなる 月日の庭や 石蕗の花」
<高浜 虚子>
人の名は一つだが、花の名は色々だ。
▼初冬の野を飾る「石蕗(つわ)の花」。
何気なくウィキペディア(フリー百科事典)を開き、名の由
来をひもとき驚いた。
その数の多いこと。
『艶葉蕗(つやはぶき)、つまり「艶のある葉を持ったフキ
▼ 」から転じたとする説のほか、厚葉蕗(あつはぶき)、つ
まり「厚い葉を持ったフキ」から転じたとする説もある。
地方により、ツヤブキ、ツワ、イシブキ、イソブキ、オカ
バス、チイパッパ、ツバ、ツワナ、ツヤ、ツワンポ、ヤマ
ブキ、オバコなどとも呼ばれ、沖縄方言では「ちいぱっぱ
▼ 」、奄美方言では「つばしゃ」・「つば」、宮古方言では
「つぱぱ」、八重山方言では「ちゅぷりんぐさ」(頭の草
)と呼ばれる。・・・。』とある。
岩の上や竹藪の日陰などでひっそりと咲く黄の花。
花が美しく、庭園などでは斑入りの変種などにも巡り合う。
今日の歩行数 5,644 歩。キロ数にして約 3.7。