「手に取るな やはり野に置け 蓮華草」
播磨の俳人、滝野瓢水の含蓄のある一句を思い出した。
先日のこと。
もうそろそろだと呟きながら足を向ける。
つい2~3年ほど前知遇を得た媼の花園。
▼昔ながらのへんろ道の片隅にある。
折よく居合わせた。
予期した通り。
小さな池の周囲に、「山野草」が花盛り。
許しを請い、その花園の前に進む。
▼「山芍薬(やましゃくやく)」・「立浪草(たつなみそう)
」・「碇草(いかりそう)」・「梅花黄連(ばいかおうれん
)」・「一人静(ひとりしずか)」・「ミニチューリップ」
などが勢ぞろい。
園芸店などでは目にすることが出来ない貴重品。
▼周囲に花木を植え、生殖条件に応じた環境づくりの様子を垣
間見る。
聞けば、いまは亡き父親が生まれ故郷の久万高原町から持ち
来たものを慈しみ育てているのだとニコリと笑う。
人だけでなく、植物の環境づくりの大切さをつくづく想う。
今日の歩行数 5,740 歩。キロ数にして約 3.8。