「敷島の
やまと心を人とはば
朝日に匂ふ
山さくら花」
<本居宣長>
▼悠久の名詩とされる「敷島」の詩。
歌意は、
「敷島の国やまとの人々を特色づける大和心について尋ねら
れたなら、私はそれを、朝日に映える山ざくらの花と答え
よう」。
▼春爛漫。
今年のサクラの開花は例年よりも一足早いらしい。
そのサクラの一種「山サクラ」。
松山地方気象台の標本木「ソメイヨシノ」の開花宣言があっ
たのは、つい先日の15日だった。
▼その標本木がある道後公園の一角に、数本の「山サクラ」が
立ち並ぶ。
日本の固有種で10種ばかりある野生種の一つ。
葉芽と花が同時に展開する特徴を持つ。
蒼空に向かって凛と咲く姿は美しく、人の心もかくありたい。
今日の歩行数 10,286 歩。キロ数にして約 7.1 。