薫風の候
やつらは時間に正確ではない、空気に正確なんじゃ。やつらは朝の空気で目を覚まし午後の空気で草をむしる春の空気で芽吹きを喜び夏の空気で成長を楽しむ秋の空気で収穫を祝い冬の空気で春を待ちわびるやつらは時間なんぞ気にはせん。ただ、空気だけを気にかける。「狼と香辛料」第二話より先月から始まったテレビアニメ狼と香辛料merchant meets the wise wolfこのホロの言葉はロレンスとの会話で「時は金なり」の話題になった時の言葉で麦を育てる農民たちを表したものです。作物を相手にする農民たちは商人とは違い、時間の損得勘定ではなく自分たちと作物を取り巻く"空気の変化"によりその時々の行動を決めていて空気を察知できる方がうまく作物を育てることができ結果的に収穫(収入)が増える、という考えになると思いました。現代で考えると、環境も変化し必ずしも当てはまらないかもしれませんが今でも通じる部分はあると思うので聞いていて、とても納得しました。こういう小話も面白いので今期のアニメの中では唯一ちゃんと毎週観ています(^^ )御殿場の方では田植えとお茶摘みが終わりました。田んぼに植えた苗はここからどんどんと成長していってほしいです。ClariS「アンダンテ」