乳がんと生きる ㉟抗がん剤とマラソン両立のドリームキラーは身近に | giyoraのブログ

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「何があっても応援してくれる人」をもつというのは人としてものすごく幸せで、ありがたいことです。

家族。

大阪マラソンは、一つには「母のため」に走りました。私が元気でいることを伝えるため。
東京マラソンは家族と仲間のために走ります。

家族はこの体調で走ることについて多少の心配はしたかもしれませんが、
「ママならきっと走りきるだろう」と信じていてくれていたと思います。

仲間-ラン仲間、職場の仲間。
「その身体で?信じられない!でも頑張って、応援しているよ」といってくれました。
そして実際にあの寒い日、寒い中、休日の大切な1日を割いて、ひたすら私の姿が現れるのを待っていてくれました。また、東京マラソンボランティアチームで参加してくださっていた人もいます。

でも、中には「何やってんの?」みたいな人も...います。

ドリームキラーといいます。

私が走ることが気にいらなければ「何もいわずに」放っておいてくれればいいのです。その方が害がありませんから。「応援していない」ことを知らなければいいだけのこと。

だけど、こんな風にいう人ーそれも古くからの友だちーもいました。
「マラソンなんて、身体に悪い。(あなたは)痩せて、しわしわになってみっともないね」

痩せているのは、抗がん剤の影響で口内炎と味覚障害で「食べられなく」なっているからです。

容姿について、「みっともない」と言われても、どうしようもありません。努力だけでは変えることができないのですから。

髪がなくなり、頬も抗がん剤の影響で「赤ら顔」。確かにしわも...


乳がんで抗がん剤。それで痩せたからって、そこまで言われるものですか?


「足を引っ張る」ってこういうことだったのね...しかも本番2-3週間前。モチベーションを徐々に上げている時期のことです。

「激しすぎる」運動が身体に悪いことも、もちろん知っています。

マラソンは「やりすぎだ」っていう人もいます。でも私程度の走り方って、どうなんでしょう。脳の活性化とか、気分高揚には役立っていると思いますけど...

どんなに「健康にいい」ことばかりしていても、病気になってしまう人もいます。
何が悪いかなんて、最終的にはひとそれぞれ。最後は自分の選択、です。

せっかく生まれて生きる一生。
挑戦もしないで終える人生より、ーたとえ10年寿命が短くなったとしても、しわしわになっても私はマラソンを完走することを選びます。

応援は、人の力を何倍にも大きくします。

他人の努力をかっこ悪い、とけなすことは、マイナス効果無限大。
その言葉、せめて東京マラソンが終わるまで聞きたくなかったなあ。



やせて、かっこ悪いですか?