今年は、梅雨らしい梅雨の毎日ですね。
例年は、5月中旬くらいからスーツを着るのが辛いくらいの暑さでしたが、今年はスーツでも過ごせるくらいの気温ですね。
風邪気味の方も多くいらっしゃるようですので、皆様も十分にご注意くださいませ。
さて、本日は、表題のテーマでお話をしたいと思います。
インフレや物価上昇、日銀による利上げ、日経平均の上昇などの経済的な環境変化もあり、資産運用に興味を持たれる方もとても多い様に感じます。
一方で、金融リテラシーという意味では、我々日本人は未熟なところもあり・・・。
「どうしたらいいの???」というご質問が多く寄せられます。
本日のテーマのように、「NISA?変額保険?どっちがいいの?」という質問がとても多いように感じますので、本日は、私なりの考え方をご案内をし、皆様の参考値にして頂きたいと思います。
まずはじめに、NISAと変額保険それぞれのメリットとデメリットについてまとめてみたいと思います。
【NISA】メリット
- 運用益が非課税になる・・・一般的な運用では、利益に対して20.315%の税金がかかりますが、NISA口座なら利益がすべて非課税になります。
- 非課税期間が無期限・・・長期・積立による複利効果を最大限活かすこと!
- 引出自由・・・基本的に長期運用を推奨される制度ですが、急な出費などの際、いつでも売却が可能。
- 小額から運用可能・・・月々100円から無理のない範囲でスタートができる。
【NISA】デメリット
- 損益通算・繰越控除ができない・・・一般口座や特定口座との利益と相殺(損益通算)が出来ない。また、損失に対して翌年以降に繰越控除も不可となっています。
- 元本割れのリスク・・・投資対象は、当然ながら変動する金融商品ですので、元本は保証されていません。
- 投資枠の上限がある・・・生涯投資枠は1,800万円(うち成長投資枠は最大1,200万円)と上限設定があります。また、年間の投資枠は最大360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)
- 海外の課税分を取り戻せない・・・多くの方がご存じではないことですが、外国株の配当金などに対する現地でかかる税金(例;米国株の10%)は、確定申告で外国税額控除の適用を受けることは出来ません。
- まとまったお金を運用するには向いていない・・・基本設定として、月々コツコツ積立していくことをベースにした制度であるため、まとまったお金を運用したい場合には、NISA口座は利用しにくい点があります。
- 認知症になった時・・・認知症等、事理弁識ができなくなった時には、引き出すことなどが出来なくなる。つまり、必要な資金を必要な時に利用できなくなる。
- 相続税・・・ NISA口座は、1口座/1人の制度のため、相続が発生した際には、強制的に解約となります。その際、購入時〜相続発生時〜売却時の状況により納税額が多額になるケースも。
- デジタルであること・・・NISA口座は、基本的にパソコンやスマホなどで操作することになります。認知症などのケースも死亡したケースも、デジタルでの管理について、社会問題にもなっています。結果、資産を移転できず勝手に増えていった後に相続税の課税対象になるということにも・・・。
- ナンピン買いができない・・・相場が下げている局面での追加購入等による平均単価の平準化や下げ相場でのリスクヘッジの手段がない。
続きまして、変額保険についてもメリットとデメリットをまとめてみます。
まず、変額保険とは、「万が一の際の生命保険としての保障」と「資産形成に特化した生命保険」であるわけですが、そもそもNISA等と変額保険を並列に比較するものではないのですが、ここではあえてまとめていきたいと思います。
【変額保険のメリット】
- 変額での運用成果を期待できる・・・支払った保険料の一部を株式や債券あるいは外貨等で運用をし、満期返戻金や解約返戻金として増加した資金を受け取ることができる。
- 死亡・高度障害保険金の最低保証がある・・・万が一の際には、保険金額が保証されており、運用が悪いタイミングでも受け取ることができる。(保険商品による)
- インフレリスクへの対策になる・・・物価上昇に合わせて、運用成果も期待できるため、現金の価値が目減りするリスクに対応できる。
- 税制面のメリット・・・一般保険料控除の対象になり、所得税・住民税負担の軽減に。
- 紙の文化であること・・・基本的に、保険証券等も発行され、手続きも対面を基本とした手続きに。
- 生命保険契約者代理制度・指定代理請求制度がある・・・認知症や病気等により契約者本人の意思表示や手続きが困難になった際、あらかじめ指定された代理人による契約の変更や解約等の手続きが代行できる仕組みです。資料→https://www.jili.or.jp/kuraho/essay/2024/9620.html
- 相続税の非課税枠がある・・・保険金額500万円×法定相続人数の相続税非課税枠を活用できる。
- 保険金受取人を指定できる・・・保険金受取人を指定することで、契約者本人の遺志により資産を移転できる。
- 保険料免除特約・・・例えば三大疾病(がん・心臓疾患・脳血管疾患)にり患した場合、その後の保険料は免除されます。
- アナログ・・・Webで手続きができるようになったが、基本はコールセンターがあり、オペレーターによる対応をしてもらえる。
【変額保険のデメリット】
- 元本割れのリスク・・・満期保険金や解約返戻金は最低保証がありません。満期保険金や解約返戻金について運用実績等のタイミングにより支払った保険料を下回ることもあります。
- 投資商品に対してコストが高い・・・保障(死亡保障など)の費用や契約維持のための諸経費が保険料に含まれているため、純粋に資産運用に充てられる資金については、投資信託等に比べた際運用効率が落ちる可能性があります。
- 解約控除等の手数料・・・保険種類によって、保険加入から5年ないし10年間の解約に対し、解約控除等の手数料がかかります。
ここまで、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。
昨今、多くの方の情報源となっているユーチューブなどでは、NISA推しのチャンネルがとても多い様に感じますが、やや無責任なコメントも多く感じられます。
意外と表面化していない上記のようなメリット・デメリットについても、しっかりと理解した上で、資産運用をしていく必要があります。
私は、ファイナンシャルプランナーとしての立ち位置と、生命保険・損害保険代理店という立ち位置と証券外務員としての立ち位置の3つの立ち位置で、皆様へのアドバイスをしていますので、皆様がやりたいことや方向性について、あらゆる角度からアドバイスをさせて頂くことが可能ですが、特に、NISAの弱点として挙げた「認知症」や「相続税」の課題は、とても大きな課題だと思っております。
実際問題として、認知症になってしまった場合、契約行為そのものが出来なくなります。
現在の上げ相場で仮に認知症になってしまったら・・・せっかく将来のためにコツコツと資産運用してきた資金を触ることができないまま(つまり、増えた資産を吐き出してコントロール等をすることができないまま)、相続が発生した場合には、相続税をがっちりと支払うことにもなりかねません。(ある意味、”これが狙いかも!?”と疑ってしまうほどです。)
運用期間が無制限で、運用益が国内税制で非課税であるメリットがある一方で、認知症等の対応は法整備がなされていない制度であること、NISA口座は相続が出来ない制度であることなども、しっかりと理解をしておくことが大切です。
本人はしっかりしているつもりでも、家族が心配になり心療内科等を受診した際、認知症と傷病名をつけられてしまうこともありえることですからね。
ということで、結論として・・・。
当然ながら、私自身も特定口座での資産運用とNISA口座での運用、変額保険での運用、金・銀などの現物資産等で資産運用をしています。
私の現状をお話しますと・・・。
①コツコツ運用は、NISAと金・銀運用と変額保険を中心に
②まとまったお金ができたら変額保険(一時金)に
③70歳になったら、NISA口座は、すべて解約をする予定!→70歳なら、まだしっかりしているでしょう?認知症のリスクを感じたらそれよりも早く解約する予定。
上記のルールは、ロジックに叶う内容かなと思っております。
日本人の多くは、0ー100の考え方に偏ってしまう傾向が強くあるように感じます。
しかし、正解は「ルールを知り、メリット・デメリットを知り、バランス感覚を持つこと」だと思っております。
ですので、その方の年齢や環境(リテラシーや収支バランス等も含め)により、資産運用にもそれぞれ「適した方法」が異なるわけで、誰もが一緒であるわけではないのです。
例えば、
20歳の方でしたら、NISAと変額保険のメリットである長期運用ができる点と将来の保障と貯蓄のバランスを見ながら進めています。
30歳〜50歳代の方でしたら、守るべき家族への保障と将来の収支バランスをみてから、資産運用に回す資金を算出しています。
60歳の方がNISA口座を開設したいというご相談があった場合、口座開設のお手伝いからその後のフォローのために、証券会社のIFA口座にてサポートはさせて頂きますが、一方で、変額保険のメリットもお話をし、変額保険の活用もして頂いております。
70代以降の方でしたら、将来の相続対策も見据えた上で、年金収入とのバランスを見ながらアドバイスをさせて頂いております。
このように年齢層だけ切り取っても、ライフイベントや環境は異なりますので、同じ資産運用方法が正解ではないのです。
最後に、とても大切なお話ですが、特に最近資産運用に興味を持ってNISA等を始めた方が多いと思いますが、若干の騰落局面はありましたが、ここのところの市況では「資産が増えていく経験」しかしていないと思います。
つまり、何を始めても市場が好況のために上手に運用が出来ていると感じてしまっているというところ。
上がることも下がることもあるのが相場ですので、下げてしまう局面も今後やってくる可能性もあります。
そうした時に、相場が下がっていても資産を保全できる方法や、そのアドバイスなども必要になってくると思います。
特定口座とNISA口座開設のお手伝いや、変額保険等のご案内、ライフプランの見直しなど、トータルでご相談に応じさせて頂いております。
まずは、資産形成に興味があるがスタートを切れていない方や、NISAを始めたけどよくわからないで運用している方、まとまったお金が手元にあるがどうしたらよいか悩んでいる方など、気兼ねなくお声がけ頂けたらと思っております。
■既にNISA口座をお持ちの方
①証券口座をお持ちの方→IFA口座へ変更が可能です。(困った時に相談に応じさせていただきます。)
②他の証券口座(NISA)をお持ちの方→運用をしている場合は、10~12月頃に変更手続き。運用をしていないが口座ある方は、変更手続きが可能。
③まだ、証券口座がない方→新規で特定口座とNISA口座開設からサポートします。
■証券での運用は心配だけど、資産運用をしてみたい方
①変額保険と証券口座のメリットとデメリットおよび環境や考え方などを良く検討して、より良い方向性を一緒に構築していきましょう。
②まとまったお金が定期預金に入りっぱなしで、どうしようか困っている方。→効率的な方法を一緒に検討していきましょう。
③相続対策や認知症対策も考えたい方→契約者代理制度等を活用した対策を講じていきましょう。
と長々とご案内をさせて頂きましたが、今回のテーマについて、ご理解を頂けたら幸いです。
まずは、ご連絡・ご相談を頂けましたら、フルサポートをさせて頂きますのでご用命くださいませ。
下記、Googleフォームにてご依頼も可能です。
↓
どうぞ、よろしくお願いいたします。
追記
2027年1月からは、こどもNISAもスタートします。
こちらについても、ただ始めるのではなく、ルール(メリット・デメリット)を理解して始めてほしいと思っております。
ご興味がある方は、ご相談くださいませ。