まだだ、まだおわらんよ・・・ -498ページ目

空海 美しき王妃の謎 今夜、ロマンス劇場で 文豪ストレイドッグス DEAD APPLE

 

前回に引き続き3本、
今回はさすがに同日ではなく、別々の日に行ってました。

 

先ずは

空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎

 

原題が

妖猫伝 Legend of the Damon cat

 

内容はまさにこの原題どおりなのですが

いつも邦題に文句ばかり言ってる自分ですが、

日本で妖猫伝だと先ずジバニャン連想しちゃいますし、、

今回については“空海”でよかったと思います。

 

とはいえ、

真言密教を日本に伝えた弘法大師の偉業を綴った歴史大河モノを期待して観ると

外された気分になると思います。

 

原作が夢枕獏の“沙門空海唐の国にて鬼と宴す”

 

ここを見れば物の怪が出てきたり、超常的な法力を使ったりなど

陰陽師のような展開は容易に想像がつくというもの。

 

さらに中国映画、(正確には日中合作ですが)

過去に三国志など史実を題材にした映画などであっても、

登場人物の超人化も珍しくないですし、

 

伝奇ロマンとして割り切って見れば

たっぷりと予算を掛けた大規模なオープンセットにアジアの様式美などは見ごたえ十分で

主人公の染谷くんもイメージにあっていてよかったと思います。

 

ただ、今回の化け猫が

魔女の宅急便並みに饒舌に喋る喋る…

雑念の多い自分はあの妖猫が途中からジジとかぶってしまい…

 

個人的評価…3 ☆☆☆★★

一番残念だったのが殆どの劇場で日本語吹替え版一択だったところ、

自分だけかもしれませんが、海外の映画を原語でなく吹替えで観ると

テレビで観てるような気分になっちゃうんですよ。

 

おそらくは声をあてた豪華声優(俳優)陣での集客目的かとは思うのですが、

背景も中国でキャストも殆どが中国人

実際遣唐使で唐に渡った倭人も現地では中国語で話していたはずですし、

ここは選択肢が欲しかったかなと…

 

そんなことより何より、なんかの番組で染谷くんが苦労して覚えたと言っていた

中国語のセリフが聞けず終いだったのが残念でなりませんでした。

 

 

2本目、

こういうのは滅多に行かないジャンルなのですが、

今夜、ロマンス劇場で

 

もうお察しのとおり、綾瀬はるか目当てです、

正直ファンムービー的要素は強い…というかほぼそうだと思います。

でも、見終わってみるとこれがなかなかよかったです。

 

 

個人的評価…4 ☆☆☆☆★

評価というよりも好みという部分が大きいと思います、

 
オスカー受賞の辻さんも真っ青だろうってくらいの美雪のメイク術とか、
あの時代にして何というハイスペックなウォータープルーフなんだとか、
戸籍も無く歳もとらない人が何十年も普通に生活していたらこの国じゃ警察沙汰だろうとか
突っ込みどころは多々あります。

 

日本映画全盛の昭和匂漂う時代設定の純愛もの、

映画の中から飛び出してきたモノクロのお姫様、まあ完全な御伽噺です。

 

また、序盤はコミカルに中盤から切ない感じになっていき、

ラストはほろりとさせるという展開はラブコメのお約束パターンなのですが、、

 
今回少し違ったのは

これまでだと悪意のあるキャラにされるような恋敵であるとか

権力の側にいるキャラまで

すべて善人に描かれていて全編悪人が出てこないんですよ。

まあここも突っ込みどころなのですが、

 

久々に観終わった後清々しい気分になれる映画でした。

 

 

3本目はアニメ

 

文豪ストレイドッグス DEAD APPLE

 

以前書店で原作コミックのPVを見た時から気になっていたのですが、

このたび劇場版公開ということで初見してきました。

 

まず登場キャラクターの名前から、

中島敦、太宰治、芥川龍之介、泉鏡花、中原中也にフョードル(ドフトエフスキー)

と興味をそそられます。

 

登場する文豪たちは架空の街ヨコハマで暗躍する探偵やマフィアとなっており完全な創作なので、

予備知識としては学校の授業の日本史(文学史)の教科書の記憶の断片くらいあれば

十分楽しめるレベルかと思います。

 

彼らは各々異能というジョジョの幽波紋のような特殊能力を持っているのですが、

その名称が人間失格、羅生門、夜叉白雪(夜叉ヶ池)といったそれぞれの名著から引用されていて、

それになぞらえた特殊能力で戦うといったサイキックバトルものになっています。

 

今回の劇場版ではその自身の異能と戦う羽目になるという展開になるところが見せ場になっていて、

むかしFFかなにかのロープレで自分の影と戦ったり自分の召喚獣と戦う

レベル上げているほど厄介な…という状況を思い出しました。

 

実在の人物名のキャラが荒唐無稽なバトルをするという点では

上で紹介した空海とも共通するかなと。

また、鴎外の名も出てくるので、昔観た帝都物語なども思い出されました。

 

個人的評価・・・2 ☆☆★★★

世界観やキャラクター設定など大変面白いのですが、

内容はよくあるTVアニメやラノベにありがちなバトルものに終始していて、

 

折角の文豪設定なので、映画化にあたってさらに文学ネタを盛り込んで、

ストーリーや登場人物を掘り下げたものにしてもよかったんじゃないかと。

乱歩もいるので推理要素を入れるとか、

若干アイデア倒れ気味で勿体ないような気がしました。