ジュラシック・ワールド/炎の王国
今回の新シリーズがどうしてパークではなくてワールドなのか?
という理由がはっきりしてくる展開、
適当にタイトル付けてたんじゃなかったんですね←当たり前・・・
逆にサブタイトルの邦題は
Fallen Kingdom 墜ちた王国
原題のままのほうが的確だったような
ブルーの治療の場面などは動物病院のドキュメンタリーを見ているようで、
恐竜たちが競売にかけられるシーンなどはグラディエーターなどで見た奴隷市場の光景、
火山噴火から逃げ遅れた恐竜が岸から遠ざかる船を見送り佇むシーンは特に悲しく、
擬人化とも言えるような表現が多く、
そんな中でも今回敵となる恐竜は
前作から引き継いだかたちで遺伝子操作によってさらに高度な能力を持たされ、
その知性で機会を伺って悪人を手玉に取るなど人のよう。
本シリーズは3部作になるようなので次回作ではさらに進化を遂げるんでしょうか、
またラスト、パーク内だけの存在では・・・という展開は
最近問題になっている外来種など危険動物の繁殖なんかも
提起しているのかな?とも。
また、遺伝子操作された人間の女の子との関わり合いも含めて
ハイブ内だけの話から・・・といったバイオハザードとも重なりました。
遺伝子工学は再生医療であるとか
様々な恩恵をもたらすのですが
人類は火や石器に始まり
船舶、車両、航空機の軍事転用
月ロケットは大陸間弾道弾に
IT技術はサイバーテロやネット犯罪に
人は新たな利器を手に入れる毎に
同じことを繰り返す。
それを恐竜に置き換えて語っているのだと思いますが
そういった主題を含みつつも・・・
とにかく恐竜映画、
テーマパークがそのまんま2時間の尺の映画になったといった
とにかく疑似体験的な映像世界を楽しめたもの勝ちといった内容です。
そして悪いやつらは報いを受ける=必ず恐竜たちの餌に
という定番展開、
ここは必殺シリーズ並みにブレないです。
ただし、劇中かなりの人が犠牲になっているのですが、
スプラッタな表現が一切出てこないんですよ。
いまや各地で開催されている恐竜展などは夏休みや大型連休の定番コンテンツですし、
ここは顧客のメインターゲットをしっかり意識していて
小さな子どもさんにも安心して見せられる作り。
それでも、
映像の臨場感や間の取り方が絶妙で
そろそろ来るなわかっていても、大人でもビクッとす場面も随所にあって
刺激は強めかもしれないですけど。
IMAX3Dでの鑑賞、
まあ、本作は数あるこの手の映画の中でも
最もこっちに振った作りになっているので
できるだけ大きなスクリーンで
なんらかのエフェクト付きで観るのがベストかと思います。
個人的評価・・・4 ☆☆☆☆★
これまでいくつかの作品で感じた3Dメガネの暗さも今回は気にならず
夜間や海中といった暗いシーンでも見易く3Dありきの映像でした。
その分
テレビサイズの画面と音声で見たら随分印象も評価も異なってくるのかなあ・・・
とも思うのですが。
これまでには無かった展開は個人的にはたいへん楽しめました。
劇場鑑賞推奨です。






