★★★★☆
盲目の少女とわが、大好きな優しい母親と2人でひっそりと暮らしていた。 しかし、次第に母親が精神に異常をきたし時折娘を虐待するようになる。
そして、ある日突然、母親は娘を捨ていなくなってしまう。 この時、とわは自身の年齢を知らなかったが、もう大人になっており、それから5年間を、家から一歩も出ないで縫いぐるみの犬と共にたった独りで、激しい飢えと不衛生な環境に耐えながら暮らしていく。
やがてとわは保護され、勉強や生活していくうえでの教育を受け、友人や盲導犬と出会い、自身の心に輝く光を見出し育てていく物語。
とても素晴らしい作品だと思うが、とわの初恋での性愛が余計なのと、母親に捨てられ独りで暮らした5年間が、あまりに悲惨で読むのが辛かった。
そして、最後にとわは、かつての母親の愛を再確認し亡き母を許すが、一人ではほとんど何もできない盲目の娘を捨てたという事は、もうこのまま娘が死んでもかまわないという事で、私はとてもこの母親を許せる気にはならなかった。




