★★★★☆
主人公の国土安全保障捜査局の女性連邦捜査官は、妹が連続殺人犯に襲われた事がキッカケで、旧知のセキュリティーに関する専門家の大学教授とコンビを組み、手首にクモの刺青のある連続殺人犯を追う事になる。
サスペンス・ミステリーは、犯人が分からないというものが多いと思うが、本作は最初から犯人一味が誰なのか分かっており、逃げる犯人と追う主人公ら両方の鬼ごっこ的な様相を描いている。
更に、こういったサスペンス・アクション物って主人公の権限、能力にハクをつけるために、やたら主人公の所属組織が仰々しいのには
ウンザリするし、今回の主人公は、話し方が初めは男言葉だったのが、後からは女言葉だったり一貫しないのも無駄に気に障る。
それと凄く気になったのが、犯人が自分の痕跡をDNAごと消すのに
酸素系漂白剤のスプレーを使用するが、部屋でも車内でも長時間そこに留まれば指紋以外にも毛髪や靴の底から落ちた物とか、周囲にいくらでも痕跡があるはずで、それをすべて完全に消せるなどできるはずがなく、そんなのジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムのシリーズで散々やってたはずなのに、何でこれまでの自らの作品を否定するのか意味が分からなかった。
これまでジェフリー・ディーヴァーの作品は何冊も読んできたけど、
どれも読み辛くてあまり面白くなかったが、本作はアイディアをジェフリー、文章を書いたのがイザベラなのか分からないが、割と読み易くてそこそこ面白かった。




