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 『「情熱大陸」や「news23」出演などで話題を呼ぶ経済思想家・斎藤幸平。彼の「人新世の『資本論』」の売れ行きが止まらない。現代の環境危機への処方箋をマルクスの新解釈から導く硬派な本だが、ついに50万部を突破。ドイツをはじめ世界各国でも大ヒットしている同書』

 

 

 

 集英社が 50万部突破を公表したのは今年 8月ですから、11月末の現在では 100万部に近づいていると思われます。しかもこれは、日本での日本語版のみの数字。海外での各国語版を含めれば、優に 100万部を突破しているでしょう。

 

 ところで、いまこの記事をリブログしたのは、新著『マルクス解体』の読者のためです。『マルクス解体』には、『人新世の資本論』で詳しく紹介された著者名や思想動向が、説明なしで出てくることが多いのです。それが『マルクス解体』を読みにくくしている一面があるかもしれません。


 ですから、斎藤幸平を読むのは初めて、という人は、まず『人新世の資本論』を読んでから(こちらは平易に書かれています)『マルクス解体』に進むのがよいでしょう。すでに『人新世の資本論』を読んだ方でも、『マルクス解体』を読みはじめてストップしたら、『人新世の資本論』を読み返してみると、理解のヒントが得られるかもしれません。