私は人生で一度も正社員になったことがない40歳です。
子供の頃から、そういうのは向いていないだろうと思っていたし、
大学に入り、変な思想をもったことで、大学で勉強したのに、
チャイムで始まりチャイムで終わる労働者階級になることに疑問を持ち、
しかし、親への体裁もあるので、一応就活はしましたが、
バンダイの説明会で「当日は服装自由」とあったので、
金髪でロン毛のままスーツで参加したりしました。
島村楽器は最終面談まで行きましたが、
あそこの社長が高圧的で気に食わなかったので
バックレました。
当時、2003年は就職氷河期で、
企業はどこも新卒に対して、雇ってやるんだから
奴隷になれよ?という態度で調子に乗っていました。
こっちとしても、くそみたいな中小企業や
低能の集合体で会社になっているような企業で
奴隷になるつもりもなく、
なんか会社に属して、やりたくないことするのが嫌で
ミュージシャンになりました。
コロナ前にギターの仕事がなくなり、今勤めている会社に
派遣で入ってすぐに契約になり、今回無期契約社員っていう
奴隷契約することになりましたが、適当に仕事しても
結構もらえるのでまあいいかなと思い、副業をしたいと思って
副業方面を頑張ってます。
そんな私もバイト探しに困るタイミングが何度もあります。
ロン毛でも良い場所ってなかなか当時はなくて、
居酒屋とか体育会系は嫌だし、できるだけ楽なバイトが良いと
データ入力系で探していた時にいくつか面接に行きましたが、
いわゆる「出会い系サイト」と言われる場所でした。
オフィスも、内装も本当に普通の一般企業と同じで、
仕事している人も大学生とかフリーターと言われたら
そんな見た目。髪を染めている率は高く、女性も多かった。
面接官は、普通の眼鏡かけているけど、
なんかカタギっぽさがうっすらと無いような30代後半の人。
私は当時バンドしていたので、その旨伝えると
「ああ、うちでもバンドマン居るよ、あのアニメの主題歌歌ってる○○って知ってる?」
ああ、あのバンドか・・・と思ったけど
こういうところってプライバシーないんだなと
恐ろしくなりましたね。
コンビニがバイトに清潔感を求めだして
バンドマンや俳優の卵とかを採用しなくなり
出会い系サイトのサクラに流れたという話を聞いたことがあり、
2000年くらいは、バンドマンの定番バイトだったらしいです。
しかもめちゃ景気良くて、出会い系サイトのバイトは
月収50万とか、成績優秀者はハワイ旅行とか、
幹部はハイヤーで送り迎えとか、馬鹿が金の使い方わからなくて
考えられる贅沢しているような状態だったらしく、
一時期楽天より売り上げてしまい、急いで会社を潰して
バイトに100万ずつ配って口止めしたとか。
私も知り合いにサクラはいましたが、
羽振りが良すぎて音楽よりもザクラの幹部として張り切りすぎて
逮捕されて、ライブでメンバーがしばらく休むみたいなV系はたまに会いました。
私は結局ね、そんなバイトから不採用でしたよ。ふざけんなよ。
逆に良かったんですが、屈辱ですね。
馬鹿な集団のくせに金持っているからって偉そうにしやがって。
といって、音楽業界に入りましたが、
音楽業界も体質は同じで、体育会系のノリを取り入れた
文系の集まりみたいな、特に関西は吉本ノリで最低の縦社会だった。