4月になり、新学期、新年度の始まりと
コロナの終わりでウキウキな今日この頃ですが、
私のギターライフはというと、
Limetone AudioのFOCUS-NXで
かつてないほど絶好調です。
「FOCUS-NX」はどんなものかというと、
コンプレッサーと、ブースターとEQが合体した
今までありそうでなかったエフェクターです。
個人的には、開発者がどうしてもB’zの音を
なるべく低価格でハイクオリティーで出したいという
思いがあったのかと想像してしまう組み合わせです。
Youtubeなんかでも、その音は聞くことができますが、
B'zのギターのあの音が!という宣伝文句が前面に出てきて、
買うものを選びそうなエフェクターのように思えて
実は、全ギタリストにオススメしたいほどの素晴らしいものです。
特に、中級以上のレベルのギタリストだったら
ボードに配置したほうが良いと思います。
というのも、ギターっていうのは
中音域が「要」の楽器なんですが、
アンプだけでは、おいしい中音域は調整が難しいです。
とくに、スタジオのアンプなんかは
毎回違うし、自分のギターとの相性もあり
ベストな状態といえません。
自宅では良い感じでも、
スタジオで気持ちよく自分の音が出せないのは
とてもストレスです。
でも、「FOCUS-NX」があると、
スタジオにあるぼんやりした中音域設定になる
アンプから、おいしい帯域を強調した
ガッツのあるギターサウンドになりました。
やはり、ギターは中音域の出し方で大きく変わります。
BOSSのEQなどで、800あたりを持ち上げてもいいのですが、
グラフィックイコライザーは、ノイズも多いですし、
持ち上がりにわざとらしさがありますが、
「FOCUS-NX」は、2種類の近しい中音域を
持ち上げたり、引っ込めたりできますので
抜け感や明るさが変わります。
「FOCUS-NX」の肝となる、「Color」のつまみですが、
「Color 2」はワウ半留めを施した感じでMAXにすれば従来の「コー」という感じで、
対して「Color 1」だと、「クァー」という感じのやや高めの鼻詰まりサウンドになる印象です。
単純に、マイケルシェンカーとか、松本孝弘のような
サウンドにもできますが、両方のつまみを調整することで、
あそこまで半止めワウみたいな「飛び道具ネタ音」ではなく
1曲通して使えるギターサウンドになります。
また、コンプもブースターのゲインも
オマケで乗っているような感じじゃなくて、
それぞれがハイクオリティーで「使える音」として一つの箱にまとめられています。
機能が2個以上あるエフェクターって、
どっちつかずで、どっちもダメなガジェットで終わりがちですが、
これはすべての機能が素晴らしく
私はボードから外せないし、クリーンとバッキング用に2個欲しいです。
ライブでも大活躍間違いなしですが、
DTMなんかで、プラグインだけじゃ物足りない場合は
これでEQ補正して、ブーストするとデジタル臭さは軽減して
組み合わせによっては、迫力あるギターサウンドにできます。
ギターって、単体でものすごいボトムを出したりしても
結局、全体のEQでカットされてしまうのですが、
「FOCUS-NX」だと、良い感じで中音域が
出て、中低音域としてドラムやベースと被らず、カットされずに
太いままで残るので主張がありつつオケに混じって良い感じです。
このYoutube動画では、ストラトと、レスポールで
それぞれ「FOCUS-NX」を通しているのですが、
良い感じでギターの美味しい音域を前に出せていると思います。
ストラト
レスポール
■まとめ
質の高いエフェクター3個分の機能が入って33000円と考えたら安いものですが、
悩ましい値段であることは確かです。
私は自分のエフェクターを売ってこれ買いましたが
後悔はないです。売ったエフェクターも
できれば売るつもりがないものだったのですけど
今や、私の音作りには欠かせないので
失くしたらもう一回買うし、良いもの買ってよかったです。
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