【追悼】エディ・ヴァンヘイレンはダビンチ以来の天才だった | 永遠のSEVEN TEENブログ

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リポドリンエクストリームでMAX106kgから85kgまで減量した
アラフォーです。元プロギタリストで、現在は子育てとしながら
サプリメントの会社で仕事しています。

エディ・ヴァンヘイレン

 

エレキギターを手にした人だったら
この名前を知らない人はいないだろうと思うほどの
有名人で天才ギタリスト。

 

ジミヘン以降、ギターの奏法に革命を起こした
カリスマでギターソロはエディー以後
どんどん進化していきます。

 

ジミヘン以降の、現在の一般的な
ギターテクニックはエディーが発明したといっても
良いほどたくさんあります。

 

奏法以外にも、この人のアイデアは
ギター本体にも及んでいて
フェンダーとギブソンのあいの子みたいな
へんてこなギターを1978年以前に自作して、
それは今のギターのスタンダードになっている。

 

エディーは、レスポール時代のクラプトンが
好きだと言っていた。

 

でも、レスポールは買えないし、
重たいし、弾きにくい。

 

だからレスポールのピックアップを
ストラトに載せて自分で塗装する。

 

今だったら、中学生でもできるような
工作だけど、それを50年も前の何も情報も前例がない
時代に独自にしているんだからすごいよ。

 

私はヴァンヘイレンにはまったのが、
1995年。1stアルバムに衝撃を受け
早弾きギタリストを目指しました。

 

以降も多くのギターヒーローの
影響を受けましたが、エディーは
そのヒーローたちも影響を受けているので別格でした。

 

エディーはクラプトンの影響を受けたという
記事を読んだらクラプトンを聞いたし、
とにかく影響されました。

 

なかでも「バランス」の時のヤングギターのインタビューでは、
自身の普段聞いている音楽については
そんな他人の曲を聴く時間はないと言いながらも
ジェフベックの「ブロウ・バイ・ブロウ」は別格的に好きだと
答えていたから、私も買いました。

 

18歳になった私は、ミュージックマンのアクシスEXではありますが、
彼のしぐネイチャーを買い、27歳で5150アンプをスタックで購入。

 

エディーの音が好きだったんですよ。


MXRのエフェクターも買ったし、
今のメインギターは自作のフランケンです。

 

そんな敬愛し、尊敬し、崇拝している
エディーが65歳で死んでしまった。

 

クラプトンも、ベックも、ブラックモアも
まだ生きているのに、早すぎるよ。

 

世界中で彼の死を惜しむニュースが
連日流されて、彼のヒストリーや裏話が
記事になり、SNSになり駆け巡る。

 

基本的に、褒め称えるような話が多いんだけど、
この人、実はめちゃくちゃ性格悪いんだよね(笑)

 

アンプの電圧を上げてブラウンサウンドを
出していたという嘘は有名だし、
サミーヘイガー脱退時はボロクソ言ってた。

 

フロイドローズを罵倒していたし、
9割、聞かれたことの反対のことを言う。

 

私も20そこそこの時なんかは、
そんなことは気にしなかったし、知らなかったんだけど、
でも、年取って、インタビュー読んで
ネットで調べていくとこの人の面白さって
そういう部分込みで最高なんだと思う。

 

ただ、過去の作品が輝かしすぎて、
「VANHALEN 3」からはもはや尻すぼみ感が
否めなくて昔の曲だけでいいという
気分にさせられてしまう。

 

テクニック的には、現代のギタリストの方が
優れているんだけど、やっぱり、圧倒的なオリジナルには
誰も勝てないよ。

 

歴史的に言ったら、
レオナルドダビンチ以来の天才だと思います。

 

私の願いは、
どうか遺族が、遺産で揉めないでほしいなってところだ。