私は飽きもせず、中2から始めたギターを
40歳過ぎた今でも弾いている。
かつては仕事として、お金をいただき
レコーディングやライブなどで演奏してきたこともありますが
今は自宅で良い嗜みとして休みの日には楽しんでいる。
ギターの楽しさは、自分の腕が上達していくことでもあり
また、他人の演奏から嫉妬心をくすぐられて更にのめりこむことができる
もしも趣味がなく、休みの日にはスマホをいじったり
ネットを見続けている時間だけに限界を感じているのなら
ギターをお勧めする。
ギターは何歳になっても楽しめる娯楽です。
10代のロックの初期衝動でギターを手にするのも良いですが
子育てが落ち着いて自分の時間ができた人
仕事をリタイヤした人にこそ
ギターに取り組む時間はとても有意義であると思います。
私は今サラリーマンをしていますが
飲み会に行くとほとんどの人が無趣味で
飲み歩き食べ歩き、ギャンブルが休日の過ごし方でした。
上記は楽しいですが10年後に何が残るでしょうか。
今楽器を始めることは将来の自分への投資でもあります。
10年後人よりも誇れる特技や趣味があることは
あなたの生活を豊かなものにしてくれます。
必ずそうだと断言できます。
先月の私はMR.BIGの「コロラドブルドック」という
ワイドストレッチで強烈なイントロの曲をコピーしてみようと
ギターの位置や、フォームを変えたり指の位置を確認したりしてのめりこんでいました。
しかし、慣れない姿勢で長時間首をもたげて弾き続けたことで
休憩の際に顔を持ち上げた瞬間にギクっといってしまいました・・・
余りの痛さに整形外科に行くとレントゲン撮られて(※2000円)
ストレートネックであることも判明し湿布と薬貰って帰りました。
改善まで、コロラドブルドック用のギターフォームだと
余計に悪化して治りませんので練習は中止
しかし、何もしないわけにもいかないので
優しい曲にチャレンジしようと思ってYoutubeで流れていた
ラリーカールトンの「room335」を始めました。
ロック・メタル畑の私にはJAZZは未知の領域であり
難解でとっつきにくいオシャレでこざかしい音楽だけど
音の響きはキレイでなんだか遠めに悔しさを感じるもの
まずコード進行がオシャレです。
M7(メジャーセブンス)などはメタルではほぼ使いません。
オシャレなテンションコードによるなんとも言えないコード運びと
クリアなカッティングとそこに乗るアダルトなメロディー。
40歳にして初めてJAZZに触れる私。
ロックとの違いはメロディーとソロの考え方。
私たちロックギタリストは
曲のキーに対してキーのスケールのみで
押し通しますが
ジャズはコードに対してのスケールで構成しますので
メロディーは目まぐるしく変化します。
ロックはだいたいがメジャーかマイナーかペンタトニックを
組み合わせて構成するので、運指は上下移動が多いです。
ジャズはコードに対応するので横移動が多く
感がつかないようなメロディーだったりします。
ROOM335もロック的に弾くのだとしたら
コード的にはDmaj7から始まってますが、キーはAなので
Aのペンタトニックスケールだけでも当然弾ききることはできますが
これをするととても青臭くなり、
すごくカッコ悪くなります。
例えば順番でソロ回しするということであっても
ロック的なアプローチだけで押し通すのは危険だと思います。
危険というのは、人前でそんなことしたらダサいと思われます。
この曲が完璧な進行とメロディーであるがゆえに
コピーの際は忠実に再現するか
ジャズ的なアプローチで対応しないといけません。
この辺がブルースと違って
知的過ぎてとっつきにくい印象を受けるのだと思います。
実際、目まぐるしく切り替わるコードに合わせて弾くのは難しいですが
個人的に感じたのは、こういう曲をコピーしまくっていたら
意外と対応できるようになるんじゃないかな?と思いました。
つまり、20代の時は難しいし、勉強しないとダメだから面倒くさいとか
私にはできないと否定的だったけど
40歳過ぎた今こそ、じっくりとギターに取り組める
余裕があるので、ジャズもできると思えるようになったのは
今回の大きな収穫でした。
何歳になってもなんでもできます。
もし、ギターを始めたけど全然うまくならないし
何をして良いかわからないのなら
私に聞いてほしいです。