可哀想なEpiphone エピフォン | ギターマジックスクールのブログ

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元プロギタリストが
子育ても楽なってきた今
大企業の正社員になり安心は得たものの
俺はこんなことするために東京にいるんじゃないと
Youtubeからギタースクールを立ち上げて
伝えたいギターの弾き方、楽しみを
ブログにしました。

不思議なことに、ギターは値段で音が変わる。

 

似たような木材で作っていたら

同じような音が出ると思うけど

なかなかそういうものでもないみたいで

 

プレイアビリティやサウンドは

価格に比例して良くなると私は思っている。

 

ギブソンのレスポール自体も

価格によって弾き心地や音に差異がある。

 

私が過去に16万で買った89年のスタンダードは

可もなく不可もなくという感じの

一定レベルよりは良いけど別にという感じの個体で

 

2001年のカスタムも弾きやすいけど、さほど・・・

でもアンプで大きな音を出すと圧倒的な低音と

音圧でこれがアメリカかと思うほどでした。

 

カスタムショップのGTは

弾きやすいし、音も良い最高なギターでした。

 

ジャパンヴィンテージという言葉がありますが

ギブソンに比べてどれも音がコンパクトで

まとまっている非常に扱いやすい優等生な音

 

暴れないが、普通であった。

 

作っている気候などの環境にも左右されるのか

日本人の作るものはロックというよりも

誰が使ってもそれなりの音が出るし

キレイな作りこみである。

 

しかし可哀想なのはEpiphone

 

オークションなどで売られているのを見るけど

ヘッドがダサいのを売り主もわかっているのか

ヘッドを隠すような写真の撮り方をしている

 

とてもいいギターだと思う。

昔、楽器屋でバイトしていた時に

俺はアメリカに行ってプロになるという子供が

試奏していたがEpiphone エピフォンはやっぱ

こじんまりした音だと思った

 

同じアンプでも音圧が抑えられているから

随分扱いやすいだろうと思ったけど

骨太でなく、ポップスに合いそうだと思った。

 

しかし、それよりも、その子が

プロになるといって高校進学せずに

昼から新宿の楽器屋で試奏していたことが

気になったし中学もろくに通っていないであろう状態で

アメリカに行くという無謀さに驚いた。

 

もう20年以上も前の話だが

彼は何かになれただろうか。

 

私はというと、その楽器屋で散々パワハラされて

暴言吐かれて3か月でクビになった。

 

私は私で、温室育ちの大卒だったので

バイトなんか適当で良いだろうという気持ちだったので

頑張り切らなかったのもある

 

そんな私は27歳でプロの現場でギターを弾く経験をして

その後ギタリストとしてお金をもらって活動している

これは自慢だ。