6月の佳日。
着工前の入間市・H様邸で、
お施主様ご家族と共に土地のお浄めを行いました。


「オオカミのお酒だよ!」
この日の為にご用意された秩父の三峯神社限定のお神酒、
「土地の護り」にピッタリですね。


家の四方を酒・塩・米で播き清め、



 保育園から直行でもまだまだ元気一杯の彼も、しばし真摯な面持ち。
 慎重にお浄めです。


工事の無事と家の安寧を祈り、地鎮とさせていただきました。


最近和モダンの家が続いた当社ですが、
H様邸は洋テイストの意匠の家です。
また一味違う「技拓工房の家」になると私共も着工を楽しみにしていました。
無事のお引渡しまでしっかり努めて参りますので、
H家の皆様、どうぞよろしくお願い致します!
ただいま木工事真っ最中の、所沢市T邸


ぴしっと揃った柱間。「整然」という言葉が浮かびます。


第三者機関の検査を受け、お墨付きを頂き、





吹込み断熱の完了です。
壁の断熱は厚さ77㎜の設定なのですが、毎回105角の柱面までほぼみっちり吹込みされています。
(断熱業者さん、ありがとうございます!)
 

基礎内断熱も配管の処理もバッチリ!

これで快適にお住まい頂く為の下準備が整いました。
ここからいよいよ壁や床など、目に見える部分を決めていくことになります。
お施主様には楽しく(悩ましく?)選んでいただく作業が始まります。

工事中の現場に階段がつくと、一気に「家」感が高まります。
(何といってもハシゴを使わず2階に上がれます・笑)


床と同じ無垢フローリングでステージを作り、


この恐竜の歯のようなギザギザに


刻みを入れた段板を載せ、


完成!

おそらく世界?に一つだけ、川越市・H邸の階段です。
(因みにウチの現場の階段はほぼ棟梁の手刻みです。
 プレカット工場からは拒否られます・笑)

階段下は床下エアコンとルーター類の置場になりますが、
後ろに壁を作って、それらが目立たないようにまだひと工夫する予定です。

その、階段裏側。



段板と蹴込板をビス留めしているのですが、
その全てのビス穴を同じ材でダボ埋めしています。
(ダボももちろん棟梁の手刻み)
いや、前日までの施工途中の様子を見て、
ダボ穴がいっぱいあるけど(1段につき20カ所位)、
隠れてしまう部分だしこのままかな、とは思っていたのですが。
・・・埋めましたねえ。



ご覧になったお施主さまには、
「きれい!でも見えなくなる場所ですよねえ?」
いっそ壁を無くして見せたい位だ、とおっしゃっていただきました。
でものぞき込まない限り見えない箇所なのに、ここまでするの?というお声に、
「・・・いや、やるんです。イヤなんです、そうゆうの(中途半端)は。
 自分も、職人も。」
気持ち悪いじゃないですか、と因業一徹な社長。
お施主様は(たぶん)感心して下さった、のだと思いますが、
もしかすると呆れてらしたかもしれません。笑

気密の施工と同じく、この辺りも技拓工房の「品質」というところでしょうか。


先ごろ完成現場見学会でお披露目し、
高い評価をいただいた「入間市・U邸」のビデオ映像を
技拓工房ホームページで公開いたします。




当社HPでは初の試みとなるビデオ映像ですが、
建物の空間をより立体的に感じていただけるのでは、と思っております。
ぜひご覧くださいませ。

技拓工房新着情報 → 
木工事真っ最中の川越市・H邸ですが、
少し前に気密測定を行っております。

玄関の通り土間、リビング上の広い吹抜(開口部も大きいです)と、
伸びやかな空間が特徴のH邸なのですが、
この大きな空間が気密測定ではどんな結果がでるのか。
ドキドキものの測定だったのですが・・・。



結果は、C値0.20㎠/㎡
 (再再度、ココは赤で太文字でいかせていただきます。笑)

 ※C値とは「建物の延床面積に対する隙間面積の割合」で、
 この数字が少ないほど気密性が高いことを意味します。
 ちなみに国の定めた次世代省エネルギー基準は 5.0㎠/㎡(ひとケタ違う)。
 高気密がうたい文句の某ハウスメーカーの平均実測値が 0.59㎠/㎡。

実はこの0.20という数値、四捨五入の丸めがあり本来は0.195?との事。
「惜しかったですね、あと0.001下がればC値0.1台でしたね」と
担当した第三者機関の測定士さんにお褒め頂きました。

この結果には現場担当でもある社長も「・・・おお~」、
検査に立ち会った棟梁や職人さん達に、
「ありがとうございました!」と頭を下げておりました。
何度も書きますが、気密性能はひたすら現場での根気良い丁寧な施工をすることに尽きます。
ここまで関わった全ての職方が、
設計の意図を理解し作業した結果といえるでしょう。
技拓工房のクオリティはこうした職人さん達の努力の賜物でもあると、
改めて確認する思いです。

ただいま木工事真っ最中の、川越・H邸
地鎮祭記事から随分間が空いてしまいましたが、
現場はウッドショックの影響をかいくぐるように、何とか順調に進んでおります。
(もう、必死で材料を押さえています。何という事態になってしまったことか)

ストレートに伸びる広い玄関土間が印象的なH邸ですが、
このところはその天井を板貼りする作業に掛かっておりました。


棟梁と社長が、現場で入念に納まりを確認します



浮造り(うづくり)の美しい、ニブサン(2分3厘:厚み)の杉板。
棟梁が縁に加工をしていきます。



角度を付けた天井が、美しく納まりました。
きれいだねえ、と誰ともなく声が漏れます。
無垢の材は経年変化も楽しみなもの、
この天井もお住まいの年月の間にどのように変わっていくか、
お施主様にその辺りも楽しんでいただけたら、と思います。

掲載誌のお知らせです。

suumo注文住宅「埼玉で建てる・2021年夏号」に
当社事例が掲載されています。



今号では先月に完成見学会を行った「入間市・U様邸」を取材させていただきました。
当社ホームページ施工例に先立っての掲載となりますので、
紙面でもじっくりとご覧下さいませ。


 夜間撮影で一段と雰囲気の出た、石造りの洗面・浴室です。



書店等で、どうぞお手元にとってご覧ください!
(Amazonでも購入可能です)
快晴。まさしく「上棟日和」のこの日に、



所沢市でT様邸、無事の棟上げです。

現在国内だけではなく、国際規模で木材、主に北米産材が不足し、
(米松、米栂、米杉など、「米」の付くもの全てです)
そのあおりを受け、このT邸現場は10日以上上棟がずれ込んでしまいました。
プレカット工場から「構造材の材料がありません・できません」と、
前代未聞の知らせがあってから、文字通り駆けずり回る勢いでやっと材が確保できたのです。
本当に「無事に」棟上げまでたどり着けたこの現場、
青空に構造材がひときわ輝くように映えて見えました。

その間お待たせししてしまったT様ご夫妻には、
「大丈夫です。待ちますよ」と快くご了承いただき、本当にありがたかったです。
この日もご家族皆さまでご見学いただき、笑顔で現場をご覧になるご様子に、
このところの木材関係で鬱々としていたのが報われる思いでした。
無事のお引渡しまで、精一杯取り組んで参りますので、
どうぞよろしくお願い致します!


この日T邸現場に登場したクレーン車です。

アームの距離がスゴイ事になっています。

前面道路に掛かる電線を避けて材料を挙げるために手配した特殊なクレーン車で、
その名も



ピタゴラス!

そうそう見る事の無い車両に、子供ばかりか大人も見入ってしまいました。
快晴のこの日。


2階のコージーな小部屋(実は物干し場)からは富士山が望めます。
電線が邪魔ですがココロの目で見ると(笑)消えます。


朝から電気や設備の業者さん、メーカー担当者さんが時間別に器具説明をする合間に

駐車スペース(流水と砂浜がモチーフです)



吹抜上部、梁越しのリビング

今後はそうは見る事の無い場所を、名残惜しく見て回りました。

お引渡しの日はホッと肩の荷が下りるとともに、一抹の寂しさも漂います。
施主のU様ご夫妻には本当にお待たせしてしまいましたが、
(お二人は工期に関しては何もおっしゃらず、ただ「焦らず仕上げて下さい」とだけ、
本当にありがたかったです)
これでやっとお引渡しとなりました。

設計者と現場に携わる全ての職方が、大切に作り上げた美しい家が、
これからお施主様の生活の舞台となります。
どうぞ家を楽しんでお暮らしになりますように!
本当にありがとうございました。

9日間の完成現場見学会が無事終了致しました。
2回の週末は全て満員御礼、平日にも多くの方にご参加いただき、
関係頂いた全ての方々にお礼申し上げます。
誠にありがとうございました。


日ともし頃のリビング。

リビングの吹抜を梁越しに見下ろしたところです。


玄関やリビングからの中庭の眺めや、石造りの浴室、
しっとりした離れ等々、見どころの多い家ですので、
皆様ご覧になりながら各所で「おおっ」とか「きゃあ」と声が上がっておりました。
「こんなにワクワクする家を見るのは初めてです!」と言って下さる方もいらして、
施工者としてはありがたい限りです。
施工例として近々HPでもアップ致しますので、
(↑の拙い写真ではなくカメラマンを入れましたのでご期待下さい)
こちらも是非ご覧頂ければと思います。


今回、建物の設計や外構等はもちろんですが、
「体感」していただきたかったのが室内の空気感。
只今技拓工房がお進めしている、床下エアコンと24時間換気システム(1次第1種換気)によるこの家の心地よさ、
こればかりは実際に体感いただかなければ判らないものです。
床下エアコンを暖気20°に設定しての各部屋の温度は、
1F2F共22.5~23.5°に保たれ、ほぼ温度差がありません。
また「のどが痛くない」、また花粉シーズンでしたので「鼻の通りが良くなった」という方もいらして、
数値が示すだけではなく、実感としても感じていただけたのではと思います。

今回の見学会では、数値だけなく、またデザイン性だけでなく、
快適で省エネ、そして美しい家をという技拓工房の姿勢を感じて頂けましたら嬉しいです。

最後になりますが、お引渡し前の大切な家での見学会を
快くお許し下さりご協力下さった施主のU様、奥様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました!