工事中の現場に階段がつくと、一気に「家」感が高まります。
(何といってもハシゴを使わず2階に上がれます・笑)


床と同じ無垢フローリングでステージを作り、


この恐竜の歯のようなギザギザに


刻みを入れた段板を載せ、


完成!

おそらく世界?に一つだけ、川越市・H邸の階段です。
(因みにウチの現場の階段はほぼ棟梁の手刻みです。
 プレカット工場からは拒否られます・笑)

階段下は床下エアコンとルーター類の置場になりますが、
後ろに壁を作って、それらが目立たないようにまだひと工夫する予定です。

その、階段裏側。



段板と蹴込板をビス留めしているのですが、
その全てのビス穴を同じ材でダボ埋めしています。
(ダボももちろん棟梁の手刻み)
いや、前日までの施工途中の様子を見て、
ダボ穴がいっぱいあるけど(1段につき20カ所位)、
隠れてしまう部分だしこのままかな、とは思っていたのですが。
・・・埋めましたねえ。



ご覧になったお施主さまには、
「きれい!でも見えなくなる場所ですよねえ?」
いっそ壁を無くして見せたい位だ、とおっしゃっていただきました。
でものぞき込まない限り見えない箇所なのに、ここまでするの?というお声に、
「・・・いや、やるんです。イヤなんです、そうゆうの(中途半端)は。
 自分も、職人も。」
気持ち悪いじゃないですか、と因業一徹な社長。
お施主様は(たぶん)感心して下さった、のだと思いますが、
もしかすると呆れてらしたかもしれません。笑

気密の施工と同じく、この辺りも技拓工房の「品質」というところでしょうか。