こんにちは!
新品のアコギは年月を経ると木の水分が抜けていき、硬さの取れた温かいヴィンテージサウンドに変化していきます。
また、木の水分が少なくなると硬化するのでトップもネックも変形しにくくなります。これによって長期間に渡り安定した演奏性とサウンドを保つことができるというメリットもあります。
今回紹介するアコギは、新品時からヴィンテージサウンドと変形しにくい特性を持ったアコギです。
トップ、サイド、バック、ネック、指板、ブリッジ、ブレーシングのすべての木材に熱処理を施したオールトリファイドギターになります。
すべての部分に熱処理を施しているので変形しにくく、長期にわたる安定性が期待できます。日本は特に湿度の変化が大きいので、安定して使用できるというのは安心感がありますね。
トップはシトカ・スプルールになります。
サイドとバックはマホガニーです。マホガニーはローズウッドに比べて軽く柔らかい音がしますが、熱処理によるヴィンテージサウンドとなり、さらにマホガニーの心地よさが出ています。
オール熱処理に加えて、このアコギはネックの直進性を保つため、カーボンロッドを2本入れて補強しています。これにより変形に強く、長期間の安定を期待できる構造になっています。
ネックジョイントは安定性とメンテナンス性を重視してボルトジョイントを採用しています。
ボルトジョイントの最大のメリットはネックとボディの接合部の強度が格段に強く,弦の張力がかかり続けてもネックの角度がほぼ狂わないという点です。これにより弦高も安定し,弾き易さも変わりません。
万が一ネックリセットなどジョイント部の調整が必要になったとき、ボルトを外すだけでネックを取り外すことが出来るので,ネックリセットを比較的容易に行うことが出来ます。
こうした点でも長期にわたって安定して使用できるように配慮されています。
ヘッドは2種類の板を組み合わせた独特のデザインです。
ペグは定番のGOTOH製になります。
Bergギターのデザインは貝細工やラインのパーフリングが入らずとてもシンプルです。長期間使用しても飽きの来ないデザインです。
ブリッジの形状は左右非対称で、さりげないおしゃれ感を演出しています。
Bergのハードケースは超軽量です。最初持つとその軽さに驚きます。通常の半分以下の重さですが、強度と軽さのバランスを追求した作りとなっています。
そして忘れていけないのは、このアコギにはOTS3.0が採用されています。構造的に倍音を豊かに出す設計となっています。ヴィンテージサウンドにOTS3.0が加わるとこの価格帯ではあり得ないようないい音がします。
このアコギは現在ショップで販売しています。長期にわたって安心して使用できるギターですので、ぜひこの機会にお手元にいかがでしょうか。
ちなみに同型のOTS2.0のサウンドになります。OTS3.0はさらに倍音が鳴り響きます。
マホガニーの温かみのあるサウンドに加え、倍音で音の厚みが加わって、ソロギターでも十分いけますね。マホガニーファンにぜひおすすめいたします。
ではまた!