こんにちは!
アコギを選ぶ上で、サイド&バックの板選びは、トップ板同様重要なファクターです。
音の違いはもちろんですが、サイド&バックは杢目の違いもはっきりと出るので、自分好みの板を知っておくのは、今後のギター選びに役立つと思います。
Ayersギターでこれまで使用されたサイド&バック板をご紹介します。
1.アフリカン・マホガニー
通称マホガニーと呼ばれるアフリカン・マホガニーです。世界的に、ローズウッドとマホガニーは最も流通している板となります。
マホガニーの特徴は、軽く心地よいサウンドです。高音が響く素材ではありませんが、中音メインの優しく軽やかな音は、ボーカルを邪魔することなく、弾き語りにも適しています。
価格的にも他と比べて手ごろな板なので、一本目のハンドメイドギターとして手に入れる方も多いです。
杢目は明るい茶色にやや濃い太めの線が入ります。ワタクシ的には好きな杢目です。
こちらもマホガニーです。色の濃さはそれぞれの木で若干異なりますが、大体このような杢目になります。
2.アフリカン・オバンコール
オバンコールは、それほどメジャーな板ではありませんが、価格の割に音が良い板です。
高音もそれなりに美しく鳴り、中音もまずまずしっかりと出ますので、ローズウッドとマホガニーの中間のような性質があると思います。
板の色はマホガニーよりやや暗い茶色ですが、ローズウッドよりは明るい色合いです。杢目は黒の細い直線が入ります。手ごろな価格でハンドメイドギターを作りたい方にもおススメです。
3.インディアン・ローズウッド
アコギの代表的な板と言える、インディアン・ローズウッドです。高音の美しさと重厚な低音の響きは、長年多くのギタリストに愛されている特徴だと思います。
ローズウッドは和名で紫檀と呼ばれるように、やや紫がかった濃い茶色をしています。細い筋のような杢目の美しさもあり、昔から家具や仏具にも使用されています。
価格は中価格帯で、コストパフォーマンス的にもよいため、初めてのハンドメイドギターを手にする方は、かなりこの板をチョイスするのも納得だと思います。
4.ジャーマン・メイプル
この板の特徴は、何と言ってもその色にあります。明るいベージュ色は、見た人にインパクトを与えることは間違いありません。
また、写真のように5Aグレードのメイプルは、フレイム・メイプルと呼ばれ、炎の揺らぎのような美しい杢目となります。
メイプルは昔から、バイオリンにも使用される素材で、硬質な木は耐久性もあり、音の粒立ちがクッキリとしているのが特徴です。
このギターを選ぶ人は、やはり白く美しい見た目にあると思います。他と違うギターを望む方におススメです。
ここまで基本的なギター板を紹介しましたが、まだありますので、次回はスペシャルな板を紹介いたします。
ではまた!