こんにちは!
少し前に、アコギのギターメーカーのウェブページのデザインを比較した記事を載せました。マーチン、ギブソン、コリングスのページでしたが、それぞれ特徴がありました。
今回は日本のメーカーのウェブページのデザインを見ていきたいと思います。
まずは、長野県松本市に本拠のあるモーリスギターです。1970年代の日本のフォークブームで有名になったメーカーで、一度は手にしたことがあるのではないでしょうか。
近年は大量生産ではなく、ハンドメイドのプレミアムギターである”LUTHIER MADE PREMIUM”シリーズなどを作り、高級ギターに路線を移しています。
ウェブデザインの話ですが、このページはシンプルでとても好感が持てます。上部にメニューが適度な間隔を空けて横並びになっていて、字も大きめなので、目的のメニューが探しやすいです。
さらに、下におススメのギターを縦に4本ずつ表示しています。たくさんのギターが並ぶと迷いますが、4本ずつなので迷わずに見ることができます。
全体的に情報量を適度に抑えているのがポイントだと思います。初めて見た年配の方でも見やすいページだと思います。
商品ページも見やすいですね。最近は日本語ページでも、英語ばかりのカタログ表示ページが多いのですが、こちらはしっかりと日本語で書かれています。一行ごとに薄いグレーが入って行を見やすくしているのも何気に親切だと思います。
モーリスギターのウェブページは、ワタクシも好きなデザインのページです。参考にさせていただきます。
カタログを無料でダウンロードできるのもいいですね。きれいなカタログを見ていると、思わず欲しくなってしまいます。
日本を代表する楽器メーカーのヤマハは、アコースティックギターの分野でも第一人者です。
昔からのフォークギター弾きは、LLシリーズにあこがれたのではないでしょうか。
ページの作りですが、「スペシャルコンテンツ」がたくさん掲載されていて、ただ単にギターのカタログとしてのウェブページではなく、ページからアコギの魅力を多方面にわたって知ってもらうようになっていると思います。
動画を見るだけでかなりの量になります。この点はさすがにあらゆるノウハウを持っているヤマハの実力を感じますね。
商品ページは意外とシンプルで、カタログ的なすべての情報ではなく、その商品の「売り」だけを載せています。詳しくは動画などで調べてみてというスタンスなのかもしれません。
種類が多いギターメーカーはこうした単純な比較から、それぞれのモデルの違いを大まかに知ることができるので、こうした方法もいいと思いました。
デザインとしては白地のページで、少し味気ない感じもしますが、老舗はあまり個性で主張をしないのも戦略なのかもしれませんね。
こんな感じで、各社それぞれのコンセプトでウェブページの構成やデザインがされています。
ウェブページはまずデザインで惹きつけられ、その後ページの見やすさやブラウジングの快適さで、そして、内容が充実しているかで、そのページにとどまるか、途中で脱落するかが決まるシビアな世界です。日本のギターメーカーのページは、さすがにこれらの点をしっかりと抑えていると思いました。
ワタクシもこうした点を参考にさせていただき、少しでも充実したページを作っていきたいと思います。
ではまた!