こんにちは!
以前ご紹介したシンプルデザインのギターブランド、Baden(ベーデン)が、近日中に販売開始となります。
Baden guitars(ベーデン・ギター)は、米国カリフォルニアで2007年9月に設立された、新鋭アコースティックギター・ブランドです。
創設者の TJ Baden はテイラー・ギターの元副社長であり、長年アコースティックギターの開発設計に携わってきました。そして,ギター・ルシアー Andreas Pichler がデザインを担当し,外観にもサウンドにも,彼らの経験が注ぎ込まれたギター、それがベーデンなのです。
Badenギターは当時アメリカのNAMMショウでも話題となり,雑誌の広告も使い,一つのブランドとして発展出来る可能性を大いに持っていました。しかし2008年9月に生じたリーマンショックにより投資家が手を引いたために残念ながら幕を閉じたギター・ブランドだったのです。
その優れた音質やシンプルなデザインから愛用者の多かったベーデン・ギターは、しかし日本国内で代理店がなくなるなどの事情により、近年では幻のギターとなっていました。
シンプルなデザインのギターは、まるでギター界の無印良品のようなイメージです。
A-style M(マホガニー)
A -style CZ(カンゾー)
D-style SF(フレイムメイプル)
D-style-SR(ローズウッド)
コンター、ロゼッタのリングなど、機能や装飾に関する部分を極力なくし、見た目にシンプルなデザインに仕上がっています。
D-style-SRはドレッドノートタイプのボディ形状で、トップがシトカ・スプルース、サイドとバックがインディアン・ローズウッドのモデルです。
定番の組み合わせですので、パワフルで重厚な音が想像できます。音に関しては後ほどご紹介します。
ドレッドノートでも、独特の形をしています。やや角張っていて、底面があまり丸くないデザインです。
斜めから見るとこんな感じです。バインディングも黒で目立たないですが、全体にはシンプルで上品な仕上がりになっています。
サウンドホール周りにはアバロンなどは入っていないですが、よく見ると黒のリングが付いています。また、その上部に小さな三角のマークが入ります。あくまで、さりげなく上品です。
ネックジョイントはダブテイルジョイントです。音にもこだわっています。
ヘッドプレートはローズウッド。
裏はこのようなデザインです。ネックはマホガニー1ピース。ペグも文字などが入らず、本当にシンプルです。
ブリッジの形状も、とても芸術的です。直線と丸みを巧みに使ったデザインです。
さて、このベーデンギターのサウンドはいかがでしょうか。
ローズウッドの重厚な低音がしっかりと出ていて、高音も美しいです。鳴らした後の余韻がいいですね。
シンプルで機能美を追求したギターブランド、ベーデンギターは近日中に登場します。
また紹介いたしますね。
ではまた!