こんにちは!
前回はギターのサイド&バック材について、前々回はギターのトップ材についてお知らせしました。
今回は、ギターのボディシェイプ、つまりボディの形状についてお知らせします。
「えっ? アコースティックギターのボディってみんな同じ形じゃないの?」
そう思いますよね。実はワタクシも以前はそう思っていました。
でもいくつかあるんですよ。それぞれに長所(または短所)がありますので、自分に合ったボディはどれか見てください。
ではさっそく行きましょう。
1.スモール・ジャンボ(SJ)
スモールジャンボはボディのバイブレーションが大きく、高音の切れ味と音量の豊かさが特徴です。ソロギターにも弾き語りにも適しています。外観のバランスが見て美しく、多くのギタリストに好まれています。
典型的なアコースティックギターの形ですね。「くびれ」があるので、カーブが美しく見えます。スモールと言いますが、ちょうどよい中間的な大きさです。日本人の体格にぴったりだと思いますよ。
2.オーディトリアム(A)
オーディトリアムは低音から高音までバランスが良いのが特徴です。様々な演奏スタイルに対応でき、特に弾き語りやフィンガーピッキングの人から好まれています。ボディも大きすぎず、多くの人から愛されています。
フィンガーピッキングの方に適していると思います。ボディサイズはちょっと小ぶりという感じで、女性も弾きやすいサイズだと思います。
3.ドレッドノート(D)
ドレッドノートは登場から25年ほどで、すでにギターの定番と言える形です。比較的大きなボディから、力強い低音、それでいて調和のとれた音色は、ストロークはもちろん、弾き語りにもマッチします。フォークギターやブルーグラス音楽の愛好家から特に歓迎されています。
今やアコースティックギターと言えば、ドレッドノートと言われるくらいになりました。くびれが少なく、大型のボディから、パワフルな音量と低音が出ます。それでもパワーだけでなく独特の繊細さもありますので、オールマイティーな魅力があります。
4.オーケストラ・モデル(OM)
オーケストラ・モデルは比較的小型のボディで、レスポンスが速く、低音が強すぎないため、リードプレイやフィンガーピッキングの演奏におすすめです。
Ayersで扱っているのは、以上の4つです。
では、Ayersのギターではありませんが、実際の写真で比較してみてください。
1.スモール・ジャンボ(SJ)…ギブソン J-185
2.オーディトリアム(A) …テイラー 814ce
3.ドレッドノート(D) …マーチン D-45
4.オーケストラ・モデル(OM)…マーチン OM28
いかがでしたか?
「この中で、あなたのお気に入りのボディシェイプはどれですか?」
今回の一連の特集シリーズで、あなたの理想のギターが頭の中に作り上げられてきましたか?
次回はヘッドや指板の形状についてです。
ではまた!