ギターについての知識 -その3 ギターのボディシェイプについて |  ギターマニアの兄を持つネットショップ店長のブログ

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  子供の頃から兄を追いかけてギターを練習。しかしどんどんマニアになる兄について行けず挫折。
  今は兄の開発したAyersギター(JP Customシリーズ)を販売するネットショップの店長をしています。
  ちなみに趣味はカメラで、主に風景写真を撮っています。

 こんにちは!

 

 前回はギターのサイド&バック材について、前々回はギターのトップ材についてお知らせしました。

 

ギターについての知識 -その1 トップ材について

 

ギターについての知識 -その2 サイド&バック材について

 

 

 今回は、ギターのボディシェイプ、つまりボディの形状についてお知らせします。

 

 

 

「えっ? アコースティックギターのボディってみんな同じ形じゃないの?」

 

 

 そう思いますよね。実はワタクシも以前はそう思っていました。

 

 でもいくつかあるんですよ。それぞれに長所(または短所)がありますので、自分に合ったボディはどれか見てください。

 

 

ではさっそく行きましょう。

 

 

1.スモール・ジャンボ(SJ)

 スモールジャンボはボディのバイブレーションが大きく、高音の切れ味と音量の豊かさが特徴です。ソロギターにも弾き語りにも適しています外観のバランスが見て美しく、多くのギタリストに好まれています。

 

 典型的なアコースティックギターの形ですね。「くびれ」があるので、カーブが美しく見えます。スモールと言いますが、ちょうどよい中間的な大きさです。日本人の体格にぴったりだと思いますよ。

 

 

2.オーディトリアム(A)

 オーディトリアムは低音から高音までバランスが良いのが特徴です。様々な演奏スタイルに対応でき、特に弾き語りやフィンガーピッキングの人から好まれています。ボディも大きすぎず、多くの人から愛されています。

 

 フィンガーピッキングの方に適していると思います。ボディサイズはちょっと小ぶりという感じで、女性も弾きやすいサイズだと思います。

 

 

3.ドレッドノート(D)

 ドレッドノートは登場から25年ほどで、すでにギターの定番と言える形です。比較的大きなボディから、力強い低音、それでいて調和のとれた音色は、ストロークはもちろん、弾き語りにもマッチします。フォークギターやブルーグラス音楽の愛好家から特に歓迎されています。

 

 今やアコースティックギターと言えば、ドレッドノートと言われるくらいになりました。くびれが少なく、大型のボディから、パワフルな音量と低音が出ます。それでもパワーだけでなく独特の繊細さもありますので、オールマイティーな魅力があります。

 

 

4.オーケストラ・モデル(OM)

 オーケストラ・モデルは比較的小型のボディで、レスポンスが速く、低音が強すぎないため、リードプレイやフィンガーピッキングの演奏におすすめです。

 

 Ayersで扱っているのは、以上の4つです。

 

 では、Ayersのギターではありませんが、実際の写真で比較してみてください。

 

 

1.スモール・ジャンボ(SJ)…ギブソン J-185

 

 

 

2.オーディトリアム(A) …テイラー 814ce

 

 

3.ドレッドノート(D) …マーチン D-45

 

 

 

4.オーケストラ・モデル(OM)…マーチン OM28

 

 

いかがでしたか?

 

「この中で、あなたのお気に入りのボディシェイプはどれですか?」

 

 

 今回の一連の特集シリーズで、あなたの理想のギターが頭の中に作り上げられてきましたか?

 

 次回はヘッドや指板の形状についてです。

 

ではまた!