台湾上陸!~空港からホテルにたどり着くまで | 旅するえみな

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—旅する鞄—
  故郷定住08


旅はナナメ歩きが面白い

 

 

花蓮 加油!

がんばれ石川県

 

機能はスマート、人は親切💛

飛行機は台湾(台北)にまもなく到着です。

 

窓から見た初めての台湾の景色。

キーンと晴れた南国をイメージしていましたがそうでもない感じ。

でも霞んだ空は水分をたくさん含んだ生暖かい空気を連想させてくれ、

亜熱帯地方に来たんだ、と急にわくわくしてきました。

 

茨城空港から台北までは飛行機で3時間30~40分。

時差は1時間(台湾がマイナス1時間)。

 

台北には二つの空港があり、私たちが降りるのは台湾桃園国際空港。

到着予定時刻は17:20とのアナウンス。チケット取得時の情報より少し早めです。

LCCなのでシートにテレビ画面はありませんが、持ってきた文庫本を読んでいるうちに

到着です。欧州航路に比べてなんてラク!

初アジア旅は、当たり前ですがその近さを体で実感。

 

 

初めて足を踏み入れる地域。勝手が分からない分だけ、

空港からきょう宿泊するホテルに辿り着くまでの間に

越えなくてはいけないハードルはいっぱいある。

きっと分かってしまえば何でもないこともたくさんあるんだろうな。

 

夕ご飯にありつけるのはいったい何時になるやら・・・泣き笑い

ネットやガイドブックで何度も眺めた美味しそうな屋台飯が頭をよぎる・・・よだれ

あせってもしょうがない、、、目の前の一歩からだハイハイ

 

バナナ

 

飛行機は桃園空港に着陸。

タラップを降りると、もわっとした空気が体を包む。。。

やっぱり暑いわ。。。でも湿気は思ったほどではない感じ。

 

空港の建屋内に移動するためのバスに乗り込みます。

機内の冷房対策用に着込んでいた長袖ウインドブレーカーを

急いで脱いでリュックに押し込みました。

 

ガラス張りの巨大な箱みたいなバスで空港内へ。

 

 

桃園空港ロビー(入国エリアではありません)

 

近代的で大きな空港です。LCCは主にここ第一ターミナル発着。

第二ターミナルはLCC以外の航空会社、という住み分けになっているようです。

 

入国審査のブースまでは複雑なことはなく、みんなと同じ流れで歩いているうち到着。

「持 非中華民國護照旅客」窓口でパスポートチェック。日本語で対応してくださいました。

指紋読み取りと顔認証(顔写真撮影)がありました。

入国審査での指紋と顔認証は初めて。世の中どんどん新しいシステムが登場してる。びっくり

 

その後、預け荷物を受け取り、申告はないので税関免申告(グリーン)ゲートを通り

入国審査エリアを無事通過しました。

 

バナナ

 

まずやらなければいけないのは両替。

日本よりも台湾の空港でするのが一番お得という情報により、そうすることにしました。

 

 

空港内には両替できる銀行窓口や自動両替機がたくさんありました。

自動両替機っていうのがあるんだ!世の中進歩しているなーと思いつつ

やっぱり有人の銀行窓口へ行ってしまいます。

 

入国審査エリアを出てすぐ目の前にあった「兆豊国際商業銀行」へ。

2人待ちですぐ順番が来ました。

 

カードが使えるところはカードで、と思っているので多額の両替は必要ありません。

さらにきょうはこの後に

少額の現金支払いが多いと思われる夜市での飲食を予定していることもあって、

1,000NTD(1NTD≒4.7~8円 約5,000円)以上の大きな単位のお金も必要ないと思い、

500NTDと100NTDを金種と枚数指定で、念のため紙に書いたものを示しオーダーしました。

窓口の方は簡単な日本語を話せる方でしたが

「No!」とのこと。

どうやら金種の指定はできないようでした。

 

両替したい分の日本円を渡すとレート換算したNTDの金額を電卓で提示されました。

OKするとNTDに交換される、という仕組み。

 

少し戸惑っていると、後ろから

「大丈夫。台湾では大きいお金もお店ですぐ両替できるョ」との声。

振り返れば素敵な青い花柄のワンピースを着た中年くらいの女性がにっこり笑っていました。

流ちょうな日本語でしたが日本人ではないようでした。

「謝謝」とお礼を言い両替したNTドルを手に窓口を離れました。

とりあえず現地のお金をゲット👏

 

 

次に向かったのはこちら

ezfly(易飛網)の窓口(地下2F桃園空港MRT改札前にありました)

 

ezflyは航空券・宿泊施設など旅行に関連した様々なサービスを提供する

台湾最大手旅行会社です。

 

私たちは『KKday』という旅行会社で、

桃園空港⇔台北市内のMRT(都市高速鉄道≒日本の地下鉄みたいなの)往復チケットと

悠遊カード(SuicaやPASMOみたいなもの)400NTDチャージ込がセットになった

外国籍限定のお得な商品を日本で手配しましたが

その受け取りの指定窓口がこのezflyでした。

 

桃園空港内にはezfly窓口がたくさんあって、それぞれ取り扱う内容が違うようでした。

あっちの窓口、こっちの窓口と放浪してやっと指定の窓口へ辿り着きました。

『KKday』から発行された電子バウチャーとパスポートを提示して無事交換完了。

四角いカードが悠遊カード。

こちら日本のSuicaなどとほとんど同じシステムで、

MRT、電車(台鉄)、市バス、タクシー、コンビニ、スーパー、ドラックストア

などで使え、駅の自動券売機やコンビニなどでチャージできます。

(私たちのこれは400NTDチャージ済みなので初心者の使いはじめには安心でした)

改札は「ピッ」とかざすだけ。使用方法も普通に日本と同じで違和感なく快適でした。

 

丸いプラスチックのコインがトークンというMRTの片道チケットです。

今回は空港⇔台北往復分ということで2枚頂きました。

帰りの分を無くさないようにしなきゃねニコニコ

こちらは改札に入るときは丸いトークンマークのある場所にかざすだけ。

出る時にコイン投入口に入れて回収される仕組みでした。

 

現地のお金を手に入れ、MRTチケット、悠遊カードもゲット。

だいぶ台湾に着地してきたぞ立ち上がるチョキ

 

バナナ

 

気がつけばちょっと寒い。空港内はしっかり冷房が効いています。

さっきしまい込んだウィンドブレーカーをリュックからまた引っ張り出しました。

 

地下鉄

 

さあ、いよいよMRTに乗って台北市内に向かいます。

前掲のezflyのカウンターの写真の左奥が改札。

 

(Taoyuan Metro ホームページよりお借りしています)

 

紫の線が快速、青い線が各駅停車。

空港⇔台北市内は快速で約35分、各駅停車で約50分で結ばれています。

快速は15分間隔、その合間に各駅停車の運行、みたいな感じでした。

料金は快速・各停ともに同じです。

 

快速と、各停はホームが別になっているので

快速=直達車月台

各停=普通車月台

という案内板に従っていきます。あちこちに案内板があるので迷うことはありません。

私たちはもちろん快速で。

 

地下鉄

 

やけに賑やかな列車到着の音楽とともに新しそうな車両が来ました。

この桃園空港MRTは2017年に開通した比較的新しい路線だそうです。

 

今、改めてチェックするとホームや電車の写真を撮ったものは全く見当たりません。タラー

きっと、間違えてないかなーなんてドキドキきょろきょろしていて

写真を撮る余裕なんてなかったのでしょうねキョロキョロ

 

地下鉄

 

入ってきた電車は、第二ターミナルを経由して来るせいか既に結構な込み具合でした。

それでも、次の停車駅でうまく席に座ることが出来ました。

 

クロスシートの窓下のあたりにはこんなものが。

漢字の内容から察するところスマホの充電台のようです。

 

台の上には、多分先ほどまで座っていた人の忘れ物・・・。

なんだろう、グミかしらー?などと夫と話していると、向かいに座っていた女の人が

「大丈夫気にしないで。ここ空いてる席だから座ってていいのよ」と。

これまたお上手な日本語で話しかけてくださいました。

台湾では高齢者は日本語を話せる人が結構いると聞いていましたが

もっと若い人でも話せる人がたくさんいる・・・。

ありがたいような・・・、謝謝・你好しか言えない自分が恥ずかしいような・・・。

 

ちなみに台湾のMRTは飲食禁止です。ガムも禁止。見つかったら罰金だそうです。

車内は清潔ですっきりしていました。

 

バナナ

 

このスマホ充電台の写真のデータを改めてみてみると

この時の時刻は18:05でした。

飛行機を降りて40分後くらいには台北行のMRTに乗れている計算です。

入国審査して両替して悠遊カードを取りに行って・・・

分からないことだらけでウロウロドキドキしたからすごく濃密な時間でしたが

あとで振り返ってみると結構順調にいっていましたね。

というか、台湾のいろいろなシステムが機能的に出来ていてスムーズだった長音記号2にっこり

 

 

快適なMRTで滑るように台北の街へと運ばれながら

台湾という地域が想像していたよりずっとスマートな顔を持っていることを

実感し始めている私たちでした。

 

バナナ

 

18:30頃、桃園空港MRT台北駅に到着。

やっとここまでたどり着いたぞ歩くホテルまであと一息だDASH!

 

実は台北駅到着、とはいっても台北駅エリアはちょっと複雑。

私たちが到着したのは『桃園空港MRT台北駅』(上の図の真ん中の駅)。

台湾鉄道の『台北駅』とは400~500mくらい離れています。

さらに『桃園空港MRT台北駅』の200mくらい隣には北門駅というMRTの駅もあります。

これらの駅は地下街や地下通路で結ばれていて地上への出口がたくさんあります。

初心者には何番出口から出れば自分が行きたい道に出ることができるのかよくわかりません。

ネットを検索すると、「台北駅攻略法」みたいなサイトがたくさん。

それだけみんな迷っているということでしょうか。

 

私はこういう場合むやみに地下を歩き回らずに、

目的地に近そうな出口からとりあえず地上に出てしまいます。

そしてアナログな私は地上の風景や看板を見ながら、

方向音痴でデジタル信奉者の夫はグーグルマップを頼りに

目的の場所を探す、というパターンです。

弥次喜多珍道中みたいね爆  笑

 

台北の街角

 

私たちがグーグルマップを片手に

交差点の手前で、あっちだ、いやこっちだと騒いでいると

交差点のむこうから4~5人の女の人のグループが駈け寄ってきました。

「どこ行く?」(片言の日本語)

私たち「Where is シティースイーツ台北ナンシー(ホテルの名前)?」

女の人たち「あーOK!Stand here and look!」

彼女たちの指さす方を見れば確かに「シティースイーツ」の看板。

でもそれは私たちが目指すホテルではない。。。

「シティースイーツ」はチェーン店のホテルみたいで、

同じエリアにいくつかの「シティースイーツ」が存在することは事前に知っていました。

「謝謝、ありがとう!」私たちがそう言うと、

彼女たちも「ド・イタシマシテ!」とにこやかに笑いあいながら通り過ぎていきました。

台湾の人たち、みんな親切だにっこり

 

彼女たちが見えなくなるのを確認してから私たちは反対方向にある

「シティースイーツ台北ナンシー」へと向かいました。

 

バナナ

 

18:50頃ホテル到着

駅から8分くらいのところなのにやっぱり迷ってたのねー。20分くらいかかっています。

駅の出口付近で2往復くらいしてたしねー笑

ま、着いたから良しとしようニコニコ

思ったより相当居住空間の広いホテルの部屋で

いったん靴を脱いで背伸び。

茨城空港を15:00に出て現地時間19:00にはホテルに着きましたキラキラ

 

バナナ

 

さあ、やっと夕ご飯にありつける!

いざ寧夏夜市に繰り出しますびっくりマーク

 

その様子は次回。

 

 

ご訪問ありがとうございました。     えみな