やっぱりクックパッドはすごいな。という話。
クックパッド
・ユニークユーザー数 940万人
・月間PV 4億6000万
女性、主婦の「今日の料理どうしよう?」という困ったと、
女性、主婦の「頑張っているのに誰にも承認してもらえない」という
困ったを結びつけたビジネスモデル。
上場してこれだけ注目を浴びているが、
ユーザーのためにだけ徹底して工夫を続け、
自分達の収益よりも顧客の幸福を追求したからこその今である。
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過去のエントリーより。
○人気の秘訣
http://ameblo.jp/giocstore/entry-10327185962.html#main
○広告姿勢
http://ameblo.jp/giocstore/entry-10327193850.html#main
○テクノロジー
http://ameblo.jp/giocstore/entry-10327190037.html#main
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さらに、顧客のためにを追求することで、
クックパッドはマーケティング会社の地位を確立した。
価値ある商品を集合知により、より一層の顧客の困ったの改善につなげ、
販売のための広告ではなく、顧客のための価値創造という企業のための
Winの関係を構築している。
「誰に何を」
・どんな顧客に、
・どんなサービスを提供し、
・どんな社会にしたいのか
クックパッドほど、これを全うしている企業はないと思います。
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たとえばOKwave。
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こちらも、
「わからなくて困った」という顧客と、
「人のために回答したい」、というおそらく承認欲求を結びつけて
社会の問題を解決している。
こちらも
・ユニークユーザー数500万人
・月間PV数 3,2億
とクックパッドの負けず劣らずの社会価値を示し、
両サービスともに上場までしている。
PV数で広告としての価値を過程すると、
クックパッドは、4.6億PV×0.2円/pv(市場仮平均値)。
OKwaveは、3.2億PV×0.2/pv(市場仮平均値)。
となるが、ターゲットの絞り込み、顧客層、
マーケティングとしての商品価値の創造を考えると
1PV当たりの広告費用もより一層価値があがることになる。
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誰が顧客か?
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広告掲載主を顧客と捉えるのか、
あるいはサイトユーザーを顧客と捉えるのか。
収益だけを考えているとやはり顧客には選ばれない。
顧客を幸せにすること、すなわち誰に何をを徹底した企業ほど、
顧客に選らばれ、収益を上がるということが改めて痛感するところです。
人の承認欲求や、行動科学、
あるいは誰をどう幸せにしたいのかを徹底して考えることが、
ビジネスモデルを左脳で考えるよりもはるかに大事なのではないだろうか。
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