「人間は過去の自分を救うために生きている。」
そんな仮説に辿りついた今週。
事業モデルを考え続けて、儲かるビジネスは作れるのだが、
人生をかけるに値するビジネスができなかった。
ビジネスモデルを作る。
マーケット分析をする。
→事業を作る。
→どうもしっくりこない。
こんなことを繰り返していた。
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人間の本能
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そこでたどり着いたこと。
過去の自分を救うために、生きる。
過去の自分の憧れになるために、生きる。
人間にこの本能が埋め込まれているとすれば、
人間はその生命を使うことによって、
後世により良い国を残すことができる。
・移動に苦しんだ→交通インフラを作る
・食に苦しんだ→農業や科学を進展する
・病に苦しんだ→医療を向上する
すると人類は益々発展することになる。
苦労する環境や苦境がない、現在の成熟国
だから社会起業というものが伸びてきているが、
それが日本から世界と戦える企業が生まれない最大の原因。
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ビジネスを考える
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では、自分が作ってきた事業、
実行してきたサービスを考える。
○ビジネス書のコンシェルジュ
→何を目指していいかわからない時に
目指す位置や考え方を提供したい。
○クリードリクルーティング
→仕事に誇りも持てない人に、
誇りを持って働く機会を提供したい。
○内発的動機研修、組織商材
→外発的動機や中間層の圧力に屈する若手に
自発的に働く機会を提供したい。
○学校や図書館を設立したい
→恩師により救われた経験や
本により救われた経験を多くの人に届けたい
○神経芽細胞腫を治す薬を開発したい
→家族の上記病を治したい。
そうなのです。
今までやろうとしたことは、全て過去の自分を救い、
その時の自分に背中を見せてくれた恩師や憧れの対象
になりたいという欲求だったのかもしれません。
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結論
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自分がやりがいを感じること。
自分が目指している場所。
これはもしかして過去の苦境の自分を救うことに
関連していないでしょうか?
当然、答えがこれ一つのはずはありませんが、
こういうファクターもあるのではないか?と。
志人口を10%にしたい。
これも自分が志を見つけることで救われた経験の拡大です。
○社会になぜあれだけ長い間、宗教が継続し、
あれだけ多くの人を巻き込めるのか?
苦しい自分を救ってくれた対象であり、
それを広めたいという人間心理に基づくことで広がるのではないか?
○Twitterやmixiがなぜこれほど利用されるのか?
自分の意見や志向、あった出来事に共感してくれる人や、
あるいは承認があるからこそ続くのではないか。
○なぜ浜崎あゆみや加藤ミリヤが若い女性に支持されるのか?
苦しい自分の気持ちを代弁してくれることによる共感。
だとすれば、
ビジネスで多くの人を幸せにする方法は、
世に溢れる手法以外のところにあるのではないでしょうか。