最近、本屋に行くと必ずどこでもドラッカーフェアを
開催していますね。時代の転換期にドラッカーのブームが
きているようです。
ドラッカー曰く、事業の目的は、
「顧客の創造」であると定義しております。
・市場は企業が創るもの
・潜在ニーズを有効需要に変えること
という前提にたった考え方です。
先日、電機屋さんでまさにこれを痛感する商品を発見しました。
それが、
「Dyson 羽がない扇風機」です。
現在はビックカメラや、ヤマダ電機に行けば安いものであれば、
扇風機は1500~2000円程度で購入できます。
そして扇風機の歴史を辿っていくと1882年の開発以来、
目だった進化はなく、潜在する顧客ニーズとしては、
・回転している羽が子供に危険
・風にムラがある
・お手入れが面倒である
などなど声に出してイノベーションを望まないまでも、
不満や改善して欲しい点があったのは皆さんにも心当たりが
あるのではないでしょうか?
その潜在するニーズに対して商品を開発し、
提供することで有効需要に変えたDysonの取り組みは、
市場を創り、顧客を創造したまさに絶好の事例ではないでしょうか?
Dyson air multiplier 商品説明ページ
http://www.dyson.co.jp/fans/
既存のビジネスで満足させられていないお客さんは誰か?
顧客に潜在する欲求やニーズはないか?
今までのお客さんは誰か?これからのお客さんは誰か?
これを追求し続けていくことが現代の経営者に求められることなのではないでしょうか。