~現代マネジメントの矛盾~
現在のマネジメントには二つのルートが存在する。
①管理マネジメント
テイラーの科学的管理法やメイヨーの人間関係学派が
ドラッカーのMBOから派生して時系列で進んできた。
要はメンバーが企業の発展に対して最適な責任を果たすために
マネージャーは管理をする責任があるという流れ。
いわゆるトルシエ型。
②内発的動機マネジメント
具体的な使命を掲げ、組織の発展に向けて自分はどう貢献すべきかを示す。
自主的かつ内発的動機によりメンバーは成果を上げる。
いわゆるジーコ型。
この二つは別のマネジメントスタイルとして存在し、
管理マネジメント(トルシエ型)では創造性が失われる。
内発的動機マネジメント(ジーコ型)では管理が甘い。
とされ一長一短があり、好き嫌いは大きく二分する。
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しかし、どちらのスタイルも第二次世界大戦後に
マネジメントという概念を生み出したドラッカーの理論より
派生しており、本来は共存していたものである。
今存在する経営論やマネジメント論の根源をたどって行くと、
あるいは成熟マーケット/不況マーケットでの戦略を追求していくと、
必ず50年も前ある一人の人物に辿りつく。
組織として最大限のパフォーマンスを発揮するために、
このマーケットパラダイムシフトに対応するために、
我々はドラッカーに学ばなければならない。
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ちなみにこの3冊をおさえれば、
難しい概念に懸念を抱かずに学べると思います。
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