そこに存在しなかったという事実。 | 神泉で働くイノマル社長のブログ

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どんな音楽家もどんな名料理人も
初めからそうであったわけではない。


誰かの心に響く曲がその人の耳に届くまでには、
これで食べていけるのかという恐怖や、
売れる曲にするために譲らなければいけない悔しさ、
そこに至るまでに寝る間も惜しんで同じ練習を繰り返す毎日がある。


名料理人として価値を創造するまでには、
皿洗いや野菜の皮むきを何年も何年も涙をのみながら
継続した下積み時代があってのものである。



根性論は好きではないが、結局は走りこんだ距離と時間
これがある者はきっと強い。
だから徹底した基礎力を継続して鍛え続けることが大事なのだ。




だが、新人や若手にも大きな存在価値がある。

それは既存組織の社員ではなかったという事実
それは新しい価値観を持っているという事実


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違う価値観の新鮮な目で「それはおかしい」を見つめ、進言する。
そのことで会社の「常識」が少しでも新たな改革価値を発見できれば、
それが大きな貢献。


どんな小さな一石でも良い。異質の視点から進言を心がけるべき。
そうでないと、若手は単なる作業補助員になってしまう。


反抗心は、新しいものを生み出すエネルギーの源なのだ。


エライさんの給料は、部下に突き上げられるためにある。
より新しい人たちの何人もが先輩を抜いていく組織だけが発展する。
これは歴史的な真実。自分のためにも、一緒に働く皆のためにも、
自分が可能な限りよい会社づくりに、よい仕事づくりに精進する。
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若手の仕事は既存組織に慣れないこと。
新たなる価値を、意見を、一石を投じること。


では、中間層や経営者の仕事は何かと問われれば


異端の一石を封殺することなかれ。


胸に刻もう。