昔のようにやってみます。
ウチのYAMAHA NS-451、このスピーカーボックスの上に載せて鳴らすことになります。
配線はNS-451ツイーターの線を外し、そのままホーンドライバーに『はんだ付け』するだけ。
前面のネットを付けたままにするのであれば、背板に穴を空けて線を通すのですが、簡単なのはバスレフ穴から外に出して繋ぐ方法ですね。
どうするかは一応、鳴らしてみてから決めるつもりです。
簡単なのにツイーターのアッテネーターがそのまま使えるので、音量コントロールも可能となります。
といっても
ヘンな話、一番の問題は、このホーンドライバーを置くスペースがない、ということに尽きます。
なにしろスピーカーの上にはいろいろたくさん載っていまして。
そもそも10cmのバックロードホーンが邪魔だし、
例の『G.I.ジョー』だの、ミニカーだの、アンティークカメラとか
こんなものまである。
部屋にあるビジュアル系をオーディオ機器と接続して一本化しているのであればもっとスッキリ収まる方法もあるのでしょうけど、何故かウチはそれぞれがそれぞれの鳴らし方で構成されておりまして、TVはまた別なアクティヴスピーカー、PCはデジタルアンプと10cmバックロードホーンスピーカーで鳴らし、YAMAHA NS-451だけが純粋にオーディオ機器と繋がっているという状態。
なんだか、置き場所の問題も然る事乍ら、機器の構成から考えた方が良さそうな気もします。
広い部屋なら何とでもなるんですけどね、なにしろ極狭なので、どうするかゆっくり考えて、さらに何度もやり直すことも想定しながら進めていくしかありませんね。
まあね、それがまた楽しいんですけど。。。
で、そもそもホーンドライバーを手に入れたのは、冒頭に書きましたように『昔のように』やってみたかったからに他ありません。
昔というのは、50年近く前になりますが、
当時コースケさんがウチに(メーカー、品番、一切記憶なし、形はそっくり)ホーンドライバーを持ってきて、鳴らしてみたら?というのが事の発端。
当時はオーディオにもハマっていた時期で、ちょうどYAMAHA NS-451を使っていた頃です。
その時は同様に、ツイーターの線を外してホーンドライバーに接続して上手くいったので、今度もそうしようと思ったわけです。
で、その時の音たるや、もうね、カルチャーショックですよ、ホーン独特の残響音には感動しました。
コースケさん家で聴いたJBL LE85のドライバーとまではいかなくても、少しオーディオのランクが上がったような気がして、もう最高でしたね。
ウチの貧弱なオーディオでもJAZZは良かったな〜
で、ある時コースケさんが持ち主に返すからとホーンドライバーを引き取りに来ました。
まあ、仕方ないので元のツイーターに戻したわけですが、それがなんだか頼りない平面的な音に聴こえて、こんなに違うのか、と、本当に残念でした・・・
結局これをきっかけにスピーカーの泥沼地獄へハマっていくわけですけど、ホーンドライバーで聴いたあの音は気持ちの根底に残っていたんですね、いろいろスピーカーを取り替えても、もう一度あの音で鳴らしたい!という思いがあったのも確か。
でね、今回手頃なホーンドライバーを偶然見つけたわけですけど、実は何度も記事にしていますが、ボクの右耳は、聞こえてはいるもののマトモな音としては聞こえていない状態ですので、そんなことしても、どうせ無駄だろうと、自分に納得させていたんですけどね。
まあしかし、時間が経つにつれて、せっかく昔の音が出せるかもしれないのに、例え上手く聴こえなくても諦めるのは悔しい、オーディオはこれが最後だと、やってみることにしたわけです。
願わくばこのホーンドライバーが幸いするような聴こえ方だと嬉しいんですけどね。