4月にDちゃんから6月と8月にライブがあるんだけどボクにも出ないか?というお誘いがあって、まあね、いろいろ考えたんだけど、折角呼んでくれたんだしさ、もう歳も歳だから、この際参加させていただくことになったんだよね。
当初6月、8月の2回だけのライブ予定だったのが急遽7月の名古屋も参加することになって、都合3回のライブに出させてもらうことになりました。
詳しいことはその都度の記事を読んでいただくとして、これはなかなか難しいお仕事ではありました。
ボクの場合、とんぼちゃんやよんぼの楽曲は5年間のブランクですっかり白紙に戻ってしまい、他のメンバー(といってもよんぼとDちゃん)のように積み上がったものがないので、譜面(ほぼコード譜)を渡されても、まずその曲自体がわからない、そんなところからのスタートでした。
Dちゃんの家へ行き、現メンバーのビデオを観せてもらって知ってる曲と知らない曲を分けるところから始まりましたので、果たしてこんなんで間に合うのか!?と。
しかも曲数が多く、演奏曲はライブ1回につき25曲前後が予定されていて、知らない曲はもちろん、7月のライブではさらに追加曲も出てくるという、70の爺さんにはちょっと厳しいトライでした。
遡ってみれば2007年によんぼと当時のバックバンドメンバーが集まって、初めて赤坂でライブをやった時に、その時も準備期間は3ヶ月しかなくて、でもメンバー全員ある意味『覚悟』をもって臨んだんよね。
みんな他に仕事も持っていたけど、1回限りのライブなんだからと、全力で3ヶ月後に向けて毎日を過ごしたことを思い出します。
今回、そこまでいかないけどその時の心境にちょっと似ているな、って思ったんだよね。
なので、スタジオリハーサルはもちろん、自宅練習もやったし、自分用に譜面も書いた。
それはそれで言ってみれば『充実』した日々であったわけですが、この歳でも練習すればまだ進歩するんだということもわかりましたよ。
たくさん弾いたおかげで、それぞれのベースにちょうど良い弦のチョイスが決まりましたしね。
さらに『フレットラップ』は効果絶大でした。
使っているうちに締め具合、ポジションetc.の使い方もわかってきて、ここまで使えるモノだとは正直思ってなかったな〜。
今回おかげでイコライザーペダルの出番が無くなる日に間に合って良かったと思っています。
ただ、右耳の調子は相変わらずで、ベースの音がどんな音になっているのか、自分で聴こえている音色と実際の音にどれくらいの差があるのか、もうこのあたりのことになると、わかりませんとしか言いようがない・・・
音に関してはもう一方の左耳だけが頼り、といって、こちらも高域は聴こえづらいんだけど、右耳のように酷い聴こえ方ではないので、辛うじてベースも弾いていられる状況。
この夏参加させていただいたライブすべてが偶然同じ編成のトリオでしたが、ステージではいずれもボクは客席から向かって右側(上手)で弾いています。
悪いことにボクの悪い耳は右耳で、モニター音やPAは聴こえているのですが、ステージ上の感覚から言えばメンバーの音はやはりボクの右側から聴こえてくるんですね。
普通はメンバーが出す音の感覚が隣りにいると伝わってくるものなのですが、最近それが伝わって来なくなりました。
そういう意味でのモニターがほぼ出来なくなっている気がします。
日によって、またコンディションによっても聴こえ方が違うので、もうヤバイかも!?って思う時が何度もありますが、まだ完全に聴こえないわけではないので、そんな状況でも続けられるのだったら少しやってみようかと。。。
そんなこんなでこの夏はベース三昧の日々を送りましたが、それもようやく一段落、またマイペースな時を過ごすことになりそうです。