左のFender弦はRickenbacker 4003に、右のD'Addario弦はFender Telecaster Bassに張って、今度こそ落ち着きたいですね。
前回の記事にも書きましたけど、いろいろ目論見もあって、2本のベースにそれぞれの弦を張ることにしました。
それでRicとテレべの『違い』がはっきりしてくるんじゃないか、ボクとしてはその方が狙い通りになるんじゃないか、と思っています。
もう昔のように楽器ごと解決しようということではありませんので、やることはその程度。
それにしても、D’Adario弦次第では今後テレべもFender弦にもどすことになり、そうなるとどちらも同じ弦になるので狙いが少し外れて、購入当初に戻ってしまうことになります。
それも仕方ない・・・
ということで、午後から順次2本のベースの弦を交換しました。
通常ボクの弦交換は、2回半ほどポストに弦を巻きたいところですが、1弦だけはポストから12cmくらいしか余らないので、ギリ2回というところでしょうか。
テレべは弦を裏通しで張るため、普通のロングスケールの弦だと、1弦だけそうなってしまいます。
ちなみに、標準的なブリッジに弦を留める場合、ボールエンドからブリッジまでは数cmというところなんですけど、
裏通しですと
ご覧のように、ボールエンドを受ける部分がボディの裏となるので、ボディの厚さもあるから、ブリッジまでの距離が長くなってしまうことになります。
ですので、裏通しのベース用に『ロングスケール』の、せめて1弦だけでもあと少しだけ長い弦があるとありがたい。
ちなみにですが、最近は裏通しのベースを見なくなりました。
昔はテンション感が強くなるとか言われていましたが、それは弦の質が悪かった当時の話で、今は弦の品質も上がり、裏通ししなくてもテンション感はしっかり出ますので、裏通しのメリットはほぼ無くなっているといったところでしょうか。
逆に弦を裏から通すため、ブリッジで90度近く折り曲がるデメリットのほうが大きいという方もたくさんいらっしゃいます。
そんな裏通しですが、ボクのテレべは裏通しです。。。
このモデルはリイシューですので、当時の仕様で作られているという、ただそれだけのことです。
まあ、裏通しがどうの、ボクはそんなに気にするほどのことでもないと思っていますが・・・
ということで話を戻します。
1セット張ってみたらこうなりました。
見た目、当然ですが弦が全体細くなっています。
これまでのBT(バランステンション)弦は1〜3弦の太さの割に4弦が細かったということになるわけですが、今度はその細い4弦を逆手に取って、1〜3弦をさらに細くしてバランスをとったわけです。
これで1〜4弦のバランスはとても良い感じになりましたし、実際弾いてみても、これまでのような4弦だけの頼りなさはなくなっていました。
でもこれライトゲージにスーパーがついて、さらにエクストラもついてくるエクストラ・スーパーライトゲージですよ!
どんだけ細いんだ!?って。
次にRicですが、こちらはFenderの40〜100に張替えました。
Ricは裏通しでもなく、ヘッドのポストはフェンダー並びでもないので、ロングスケール弦でちょうど良い感じに張れますね。
こちらはヘッドに2回半巻くのにポストから8cmでカットします。
Fenderとはポストの形状がまったく違うため、Ricは8cmでOK、というところ。
張り終えてみると、テレべに比べ全体的に弦が太くなったはずなんですが、パット見、わからない(笑)。
まあね、これはネックの幅もデザインも違うので、見た目だけで比較はできないんですけどね。
実際弾いてみると、当然ですがテレべより少しテンション感のあるベースになりました。
現状のトラスロッドの状態からもネックへの負荷はこの弦が合っていると感じます。
一応、家でもアンプを通してチェックしてみますが、音のバランスはテンションが指に伝わってほぼわかるので、まず大丈夫だろうと思います。
少なくとも、これまでよりは良くなっているはず。