古くからライブにお越しいただいている廣瀬さんのご紹介で、初めて特別養護老人ホーム(特養)で演奏させていただきました。
昭和歌謡とフォークを約1時間、9曲のオーダーです。(順不動)
・白いブランコ
・サン・トワ・マミー
・また君に恋してる
・少年時代
・サボテンの花
・ここに幸あり
・学生時代
・上を向いて歩こう
・ふくじゅ草の咲く頃
このオーダーを見ただけでもワクワクしてしまいます。
普段、ライブではオリジナル曲の演奏ばかりで、カバー曲はほとんど演奏しないのですが、実は昭和歌謡大好き!
これにグループサウンズなんかが加わればもう最高です!
ということで、特別養護老人ホームにお邪魔して、昭和歌謡とフォークを演奏させていただきました。
そして今回、何と言っても一番すごいところは!
100%ぶっつけ本番だったことです!
事前リハーサルはもちろん、こういう場所ですので現地リハーサルも出来ません。
前もって柿沼さんからコード譜とカセットテープ(笑)をいただき、自己練習のみで参加いたしました。
セッティング後のサウンドチェックも出来ないため、だいたいこんなモンだろうというところでまずは1曲演奏して、その結果によってバランスをとるという、、、
柿沼さんレイさんのお二人はともかく、ボクは一度も音合わせしたことがなく、いきなり1曲めに突入するという、無謀なスタートとなりました。
でもここは長年の勘ですね、だいたいの音量を把握していて特に問題なく演奏できましたし、すぐにバランスも整ったと思います。
今日持ち込んだベースはプレベ。
いつものリッケンバッカーと思いましたが、一つはぶっつけ本番で演奏するなら、勝手知ったるプレベで行ったほうが少しでも演奏に集中できると踏んだのと、もう一つは先日作っていただいたGomachanコンプを試したかったことがありまして、あえてプレベを持ち込みました。
まあ、実際は前述のようにサウンドチェックも出来ない環境でしたので、コンプのテストどころではなく、いつものようにアンプ直でプレベを鳴らしました。
こういうときはプレベに限りますね!
セッティングも単純だし、音も良い、ブリッジを交換した効果も良好です。
コンプのテストは次回ということに・・・
さて、今日ビックリしたのはレイさん。
本番前に姿が見えないと思っていたら、どうやら着替えていたらしく、それもドレス姿。
聞けば毎回ドレスで登場され、しかも演奏途中でお色直しまで。。。
という衣装でビックリしましたが、ボクも1時間楽しく過ごすことが出来ました。
もうね、理屈抜きで楽しいんですよ。
好きな曲をカバーするのは久しぶりのことで、プロじゃないんだから先ず自分が楽しむことも大事だな〜と痛感した次第。
そして、もう一つあらためて実感したことがありました。
『老人ホーム』というと、自分の母親も施設にいることもありますが、何故かそんな自分の親のような老人をイメージしてしまって、でも実際はそうじゃなかったんです。
考えてみたらボクとそんなに歳も違わないんだと思いました。
井上陽水の『少年時代』のときには拍手される方もいらっしゃって、そりゃボクよりも年上の方もいらっしゃるんですが、でも言うほど違わなくて、ほとんど同じ時代を過ごした方たちばかりだったんだと思います。
なので、昭和と言ってもあんまり古い曲でもなく、今回のセットリストあたりがほんと、ちょうど良かったんだなと。