今回、とうとうSugi Bassを手放すことになりそうです。。。
これもまたボクの一歩。
去年1年間、音楽活動をお休みしたこと、これが大きな転機になったんだと思います。
今年の春から復帰した形になりましたが、直後にSugi Bassを弾いたらなんだか違和感があって、上手く言えませんが、そうじゃないんだよなと。
演奏そのものは、1年間のブランクがあっても、昨日まで弾いていたかのように自然に感覚は戻っていたんですけど、その代わり何故か余所余所しいと言うか、自分が弾いている楽器とは思えないような気がして、この違和感は何だったんでしょう。
Sugi Bassらしい音が出ていましたが、ボクはいつもこんな音を出してたんだっけ?と。
なんかDFOには不似合いな音に聴こえたり、音質に納得がいかなかったり、何よりもボクがSugi Bassを弾いていること自体に違和感を感じていました。
Sugi Bassで無理して弾いている感アリアリの、不自然な演奏。
6年もそうやって弾いていたのに、復帰した最初のライブでそう思ってしまった。
1年間お休みしたおかげで、これまでの自分を一回リセットしてしまったようです。
たぶんですけど、ベースに関してはボクなりにこだわりがあって、使う楽器としてSugi Bassは譲れない、このレベルのベースを使わないとベースプレーヤーとして認めるわけにはいかない、みたいな気負いがあって弾いていた気がするんですね。
まだ自分はベースプレーヤーだ、という意識がどこかにある(あった)んでしょう。。。
ベースを弾くことは趣味であると、やっと気付いたと言うか。。。
そんなに無理して弾かなくても、もっと自分らしく楽しく弾いたらいいじゃないか!って。
そんな時、Hofnerで弾くチャンスが訪れて先日のリハーサルになったわけですが、それはもう楽しかったわけです。
いまHofnerを弾かないでいつ弾くの!?みたいな気持ちや、バンドに合うとか合わないとか、音程がどうとか考える前に、ちょっとイイカゲンでユルいHofnerが自分に合ってる気がしました(笑)
そもそも自分らしく弾くと言ったって、どうすればそうなるのかわかりませんけど、どの楽器を使うかということも含め、自分しか出来ない表現するということになると思います。
それにはHofnerでなければいけない、とは思いませんが、唯一ボクの趣味として買ったベースですから、趣味として弾くのだったら今のところ一番ピッタリのベースだと思うわけです。
少なくともSugi Bassにこだわるのだけはやめよう。
ベースなんか何でもいいんです。
もういい歳なんだから、弾けるうちは好きなベースを自分らしく、楽しんで演奏できるようにしないとモッタイナイ。
Sugi Bassは売却してカメラ買う!・・・ウソです(笑)
カメラは買わないけど、Hofnerと同じように思い入れのタップリ詰まったベースを1本買っておきます。
せめて余ったお金でカメラ・・・
なんかそう決めたら、またあらためて音楽活動を増やしたいと思うようになってきましたし、もう堅っ苦しく考えず楽しく演奏出来そうで、それがまた楽しみになってきています。
でもね、だからってイイカゲンに弾くということとは違うので、これはこれで別な形で新たなこだわりも出てくるはず。。。
こだわって、こだわって、そのこだわりを消す
というのは、NHKザ・プロフェッショナル仕事の流儀からの引用ですが、まさにこんな心境。