Minolta AUTOCORD再試行 | Dream Lights

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ハーじゅう〜ツェ〜

前回の記事でコースケさんからコメントがあって、テスト用のダメになった120フィルムを巻き戻して、巻き上げの重さが変わったかどうかテストできたらいんじゃない。圧板のテンションで軽くなったかどうかが分かるんじゃないかな。

さすが、ボクのお師匠さん、いろいろ知っていらっしゃるので助かります。

そのご意見を聞いて、失敗した120フィルムを探しましたが見当たらない。。。

仕方ない、やるか!

未使用のフィルムでやってみることにしました。

もったいない、と思うところではありますが、よく考えてみたら、同時にフィルムの傷もわかるじゃん!!

現像に出さなくても、新品のフィルムで12枚全部空シャッターしたら、フィルムに傷が付いているかどうか、すぐわかるよね。
一度やってしまったフィルムは、すでに傷がついているので確認出来ないけど、新品のフィルムだったら傷の状態がわかる!
むしろそれやった方がいいんじゃない?

ということで、たぶん余程のことでもないと使わないKodak TRY-Xという、感度400のフィルムでパッケージを開けてセットしました。

巻き上げクランクを回すと、あらら?効果あった?今までよりも軽くスムーズに回せます。

12枚撮り終えてフィルムの確認。

よ~く見ないとわからないので、ボクはメガネを二重に掛けて(笑)、フィルム面をチェックしました。

いいじゃん!

もし、傷が付いていれば、おそらくこの程度は傷が付いているハズだと読んでいたんですけど、光の反射を色々変えても、それらしき傷は確認出来ません。
さらに時間をかけて、ジ~っとフィルム表面を見ていたんです、そしたら斑点のようなシミのような部分が見えました。
雨のように、フィルムが進む際に出来るであろう傷は確認できなかったのですが、ごく薄っすらシミのような現象が確認できたような・・・
この現象を見逃さないようにフィルムを送りながらゆっくり確認したところ、場所によってはそれが消え、また現れるような状態になっている気がしました。

たぶん、ローラーの問題、傷が流れる現象は解決したか改善されたのだと思いましたが、じゃあ斑点のようなものは・・・
ということは、今までこんな現象も含めて、いろいろな傷が付いていたことになりますね~。

これは圧板か!?

一見、圧板は特に錆もないんですけど、厳密に言えば表面がツルツルになっていないところがあります。
これが原因かどうかもわからりませんが、怪しいと思うことはすべて排除しておかないと!
と思って、今度は圧板をCRCで、かなり時間をかけて磨き上げ、表面に何も抵抗のない状態にしました。

これで、今のところ考えられる要因はすべて取り除いたはずです。

さて、ではこの結果を見るため、もう一度フィルムテストします。

ということは、またしても新しいフィルムで。。。
これで解決するなら、フィルム2本なんか安いもんだ!(涙)

もうね、これでも直ってなかったら、一応このまま撮影してどの程度になるかを確認して、今後も使えるかどうか判断するつもりでした。

ということで、再び新品のフィルムをセットし、12回シャッターを切りました。

そして、フィルムを確認。

これは、おそらくですけど、最初に確認したようなシミのような現象も見当たりません。
もちろん、流れた傷のようなものもない。
フィルム面は本当に何もない真っ黒なだけのものでした。

ここまでシビアな話だったの!?

ここまでやった結果、実際の画像に傷が見当たらなかったら、むしろ完璧と言えるんじゃないでしょうか?
もっと状態の悪いカメラだって売ってるわけだし、それでも使えているというのは、逆に言うと・・・
ボクが神経質すぎるってことですか?(笑)

では、この状態でテストのため、ACROS100を入れて撮影してみます。