フィルムにも傷が入っていることから、何かの原因でフィルムに傷が付くんだと思うんです。
フィルムのコマによってはまったく入っていないこともありますが、線が入る場所は特定出来ないものの、この辺りに現象が現れることが多いという場所が数ヶ所ありまして。。。
一度、FBでフィルムローラーが錆びているのではないか!?と助言をいただき、確かにローラーが1本、僅かな錆びがみられ、そこがザラついていましたので、錆を落としてローラーを磨きました。
しかし、実際にそのローラーが当たるのはリーダーペーパー(裏紙)なので、このわずかな錆が裏紙をも通してフィルムに傷を付けるほどだったのか、ということになりますとちょっと疑問ではありましたが、他に何の解決策も見い出せなかったので、とりあえずこの対処で再度トライし、現像とCDが上がってきました。
しかし、現象は同じ。。。
今回は傷の部分をハッキリさせるため空を撮影したり、なるべく空間部分の多いところを重点的に撮影しました。
12枚の画像を見ると、まったく傷を確認できないコマもあるけど、傷の程度も場所もマチマチで、もはやこれまでかと・・・
しかし、
この現象って、単純に傷が付くという物理的な現象であって、電気系の問題は一切係わってないんだよね。
ロールフィルムが、最後にスプールへ巻き取られるまでの間のどこかで傷が付くわけです。
しかもフィルムの背面は裏紙がついていますので、傷が付くとすれば表側のフィルムに直接付いたものじゃないかと思うんです。
たったこれだけの距離の間で傷が付くのはどこ??

錆が付いていたローラーとは別に、直接フィルムに当たるだろうと思われるローラーが2本、画像で言いますとレンズを挟んだ2本ですが、このローラーでフィルムに傷が付くとはどうしても思えません。
表面はツルツルで、ローラーの回転も出来ています。
回転??
手で触るとローラーは回転しますが、あるいはもっと抵抗なく滑らかに回らないといけないのかも知れない!!
もし、回転がスムーズでなければ、フィルムはローラーに擦ってしまいますもんね。
そういうこともあるかも知れないので、この際ですから全部のローラーを外し、回転部分に少々のCRCを注入しておきました。
すると、ウソのように、回転がスムーズになって、今までも回ってましたが、今度は回転し続けるくらいクルクル回るようになりました。
一応ネットでも二眼レフのフィルムに傷がつく原因を調べて、ローラーが原因ということもあるのか確かめることにしました。
色々探してもハッキリとした回答らしきものが見当たりませんでしたが、一つ、圧着版が強すぎるとフィルムに傷が付くと書いてありました。。。
そうか!圧着版がローラーを押さえながらフィルムを送ってるわけだ。
ということは、圧着版が強いとローラーも強く押されて、フィルムはローラーに当たっていますから、押さえ加減が大事なことになりますよね。
但し、逆に弱すぎるとフィルムの平面性が損なわれて、ピントの合わないような現象が出るとも・・・
圧着版というのは

画像で蓋を開けた部分の一番右のパネル、このパネルは蓋を戻してみるとちょうどレンズの真上に来る部分となり、そのパネルに四角い鉄板が付いているのが確認できると思いますが、これがロールしたフィルムの平面性を保てるように押さえる役目をする圧着版なんです。
この圧着版は真ん中にネジが2本あって、指で押してみるとグラグラするんですけど、このネジを締めると圧着版は下がって、フィルムとの隙間が広くなりますので圧力も下がる。。。
いや、そうじゃないかな、って思うだけですけど、理屈からすればそうですよね(笑)
ということで、少しネジを締めてみました。
これが正解であってほしいですね~、圧着版をどの程度調整するのかが難しいところかも知れませんが、どう考えてももうこれ以上の解決策がなさそうなので・・・
ローラーはクルクル回るし、圧着版は少し下げたので、今度こそ!