試作段階まで進んだサウンドホールカバーの製作が、暗礁に乗り上げてしまいました。
先生は、ダミーでボクのアコベのサウンドホール周辺を原寸大に先ず作っておいて、試作品をテストされているところで、その後アコベ本体をお預けして、製作にとりかかる段取りになっていたのですが・・・
その都度画像をメールで確認しながら何度となく打ち合わせをし、試作品も確認できた段階で、本体と弦との高さ、つまり本体表面と弦との隙間の寸法を確認していなかったことが判明!!
画像なので、平面ばかり気にして、立体的なところを忘れた(笑)
試作品はそもそも入らないことがわかってしまいました。。。
分厚すぎた、ということですね。
これまでの経過は画像でもお伝えできるのですが、先生に許可をとっていませんので、画像でのご説明は、今回残念ながら見送ることに・・・
さて、では今度は単純に薄く作ればいいということではなく、強度を考えると非常に難しい問題を抱えていまして、逆に革だけでサウンドホールカバーを作るには限界がある、ということが分かってしまったようなもので、あらためて根本から考え直す結論に至りました。
塩ビ系の素材を貼り合わせて強度を確保し、革との『ハイブリッド仕様』にするしかないですねと。。。
したがいまして、ここで一旦すべてを白紙に戻し、アイデアが浮かぶまでペンディングとなりました。
いやいや、難しいものです。。。
サウンドホールを塞ぐだけのことなんですけど、革という素材そのものが向いてないのかも知れませんね。
市販のサウンドホールカバーがゴム製であるのも頷けます。
一瞬ボクもこれは諦めるしかないかな~と思いましたが、革のサウンドホールカバーにすごく魅力を感じるので、このまま諦めるのは悔しい気がして、いまだにいい方法はないか考えています。
当初のプランに立ち返ってみれば、とにかくホールを塞げばいいわけですから、サウンドホールという一点にこだわらず、もっと広い範囲を覆ってしまう手もあらためて考えられます。
それはそれで、ボディ表面との密着度の問題があって、ベースの場合隙間が出来てしまうと、共振してしまう恐れがあるので難しい、ということもありますが、じゃあ最初から密着出来ないという前提で考えたらどうなのかな、とか。。。
そんなことで、ちょっとしたプランもあるにはあるのですが・・・
こういう時って、案外単純なことで簡単に解決出来たりするもんです・・・ホントカ!?
そして、ボクも何かしようと思い、研究のため市販のサウンドホールカバーを購入・・・えっ!?
これをヒントにいいアイデアが浮かぶかも!!
って言うか、それ工夫して使え!?(笑)