アコベのハウリング対策として一番簡単な方法が、サウンドホールを塞いでしまうことだと思っているのは前回の記事の通りです。
市販のゴム製のカバーではサイズが合わないことで、今度は平面体でピックガードのようにサウンドホール以外の広い範囲までも覆ってしまうプランを考えていたのですが、実際問題としてこれは難しいことがわかりました。
今回、アコベのハウリング対策には、かつてボクが通っていたベース教室の先生に相談から制作までお願いするつもりで連絡をいたしました。
こうなった経緯や、イメージだけですがプランもお話しし、そういうことが可能であるか、何か問題点はないのか、そのあたりもご相談いたしました結果。。。
やはりピックガードの延長のようなイメージでサウンドホールを塞ぐのは難しいと。。。
革を使うことが前提で、ボディーに密着させるためには革の裏側にプラスチック系の当て板を接着して、先ず平面を出すことが必要となるそうです。
さらに平面が出たとしても、それをアコベの表板にどうやって密着させるのかが問題。
密着していないと、アコベの振動が表板とサウンドホールカバーとの間でビリつく結果となり、ピエゾピックアップによって、その音までも増幅される事態となります。
接着あるいはビス止めであれば解決しますが、脱着することが条件になっていましたので、非常に難しい問題だということになりました。
そうなると、サウンドホールを塞ぐことだけに集中して考えたほうがいいのかな、って思ったりしています。
仮にピックガード的なカバーを作ったとしても、固定するためには基本的にはサウンドホールを利用するでしょうから、結果的には穴を塞ぐことになると思うんです。
であれば、穴をふさぐだけでいいジャン!(笑)
これだと大きさも小さいので、ケースに入りますし。
何度か先生とプランについて打ち合わせをしたのですが、最終的な修正プランをお話し、先生もそのほうが安全で制作も可能であると。。。
ということで、いわゆるサウンドホールカバーの制作を新たにお願いし、プランを練っていただくことになりました。
この段階でも先生からはいろいろなアイデアが提示されていまして
サウンドホール内にあるアコベのコントロールつまみを中蓋のようなもので開け閉め出来るようにするとか、サウンドホールカバーを回して外れないようロックできる仕掛けとか・・・
先生はアイデアマンで、ボクらにしてみれば想像もしていなかった構想が出てくるんですが、毎回それらはすべて確実な理論と計算に基づいていることがわかっています。
さらに遊び心もお持ちなので、ボクが想像しているものより、はるかに素敵な作品に仕上がるはず!
またしてもワンオフ!!、いいですね~(笑)