やっとゆっくりBOSEを聴くことができました。
ここ何年も聴いていなかったキース・ジャレットの『ケルン・コンサート』が無性に聴きたくなって、いい機会ですから鳴らしてみました。
BOSEではレコードを鳴らすことはないと思うし、聴き比べをしたかったので、ソースはCDの方で。
直接的な音から言いますと、メインスピーカーのYAMAHAと比べてしまうと、その差は歴然としていまして、BOSEは毛布で包んだみたいな音に聴こえます。
それは大げさですが、高域も低域も、もう一つ出ていないんです。
ただ、パワーを入れると、突然バランス良く鳴り始めるんですね。
音量が上がって、そんな風に聴こえることもあるでしょうし、今の設置状況にも関係しているかも知れません。
しかも、かなり音量を上げても大丈夫!
ちょっと近所のことが気になりましたが、相当デカい音にしても音の輪郭が壊れないので、きっとそういう設計になっているんでしょうね。
PAスピーカーとしてもイケますよ、たぶん。
さて、両者はもともとスピーカーの能率が違うので、YAMAHAと同じ音量にするためには、スピーカーを切り替える際、それなりに音量も上げてやらないといけないんですけど・・・
しかし、逆にピアノにはフルレンジが合いますね。
臨場感は、むしろBOSEの方がよく出ているくらいです。
以前持っていたアルテックのフルレンジを思い出しました。
『ケルン・コンサート』は途中からずっとBOSEで聴いていましたが、意外な発見で、音も、もちろん演奏も、とても良かったです。
で、壁にブラケットを使って設置するプランもあったのですが、何となくまだ踏ん切りが付かず、今の設置が割といいバランスで鳴っているので、しばらくこのままで行こうかと・・・
実は今、BOSEはYAMAHAを載せているアンプベンチの脚の間に置いてあります。
直接床置きするのは躊躇われたので、BOSEの下には、今回で使わなくなった小型スピーカーのYAMAHA 101MMを横にして敷いています。
ちょうどいい台になった(笑)
いろいろ物の影に隠れてしまうのですが、あまりそういうことを気にするスピーカーでもないので、場所もとらないし、ちょっといい置き方だったかな~と。