ギターは弾けないと言っていますが、中学生の頃は少し弾いたこともあります。
ベンチャーズを弾くとかフォークソングをコードで弾くとか、しかしまったくモノにならないうちにベースへ転向してしまいました。
よく、弾いている音を聴かなくてもその人の技量がわかる、みたいなことを言いますが、それは自分の長年の経験から、弾いている人の持つオーラの出方でわかるんです・・・タブン(笑)
先日、羽生でのリハーサル終了後、お店にいらしていた『柿沼ギター教室?』の生徒さんが『アルペジオ』が上達したということで、ボクらの前でご披露されました。
アルペジオは3フィンガーで弾かれていましたが、聴いてみるととても難しい・・・
親指でギターの太い弦をベースのように弾き、人差し指と中指で一定のリズムを作りながら、全体としてはコードをガチャガチャ弾くよりも煌びやかな印象になりますね。
そこで長年アコースティックギターを弾かれている『柿沼先生』が模範演技をされ、ほんとうにゆっくりと、各指の弾き方を習いました。
ボクは『これはムリ!』と最初から諦めてしまいましたが、H教授が異様な矯味を示し、壁に吊り下げられていたアコギまで持ち出しました。
ヴァイオリニストであるH教授も、最近ではギターやベースを弾けるようになりたい、と常々言っていたので、これはいいチャンスです!
さっそくH教授が左手は『C』のまま、柿沼先生に教わった指の弾き方でやってみます。
その場面がこれ・・・
先ずはこんな感じで

もはや本気!

ヴァイオリンでは、自分で教室も持って、生徒さんを教えている立派な先生ですが、ギターとなると、お世辞にも『上手い!』とは思えないスタイリング!?(笑)
しかし、H教授のために付け加えておきますと、ボクが諦めてしまった3フィンガー右指の運指を、このわずかな時間でマスター。。。
そこは現役ミュージシャン、ということなのか、H教授個人の才能なのか、ヴァイオリンだってピチカートがありますけど、それは人差し指1本しか使わないし、弾く手の位置関係が、まったく参考になりませんから、やはり才能か!?
この初心者風スタイルでも!?・・・(爆)
と言うか、H教授だからやっぱりオカシイんだよね!(笑)
あの教授でもこうなるのかという、ちょっと優越感にも似た気持ちを持ってしまうのはボクだけでしょうか・・・
まあ、これはどんな楽器にも言えることであって、ボクらがヴァイオリンを弾こうとしたら、ヴァイオリン弾く人から見れば、おそらくトンデモない弾き方になるはずですしね。
楽器が上達するって、技術もあるけど、どれだけ楽器と一体化できるか、ってことでもありますよね。
ようするに、どれだけ上手そうに見えるか、ってことでもあって、なんかH教授のスタイル見ていたら、それ大切かな~って。。。