
当時とジャケットが違う気もしますが・・・
リー・リトナー1976年発表のアルバムで、このレコードは当時毎日聴いていたな~
誰でもそうなんだろうとは思いますけど、若い頃たくさん聴いたアルバムは、曲そのものもありますが、むしろ当時の情景が浮かび上がってきますよね。
アルバムの最初の曲、A Little Bit Of This And A Little Bit Of Thatのイントロを聴くだけで、一人暮らしをしていた当時の部屋とか、いろいろな情景が浮かんでくるんです。
ちなみにボクの場合、『匂い(臭い)』でも同じようなことが起こります(笑)、ふとしたことで『ん?この匂いは!?』と昔の場面が蘇ってくることがよくありますし、逆に昔を思い出すと『匂い』や『臭い』も一緒に思い出されてしまうんですよね。。。
まあ、そんなことはいいとして、当時の暮らしぶりはヒドかったよナ~とか(笑)
いろいろな情景を思い出すアルバムは他にもあるんですが、当時のことですから、やっぱり『クロスオーバー系』のものが多かった気がするな~
クロスオーバーって・・・(汗)
当時はクロスオーバーという言葉がやっと定着してきた頃で、フュージョンなどという言葉はまだ存在していませんでした。
その前は『ジャズロック』などと言ってましたし・・・
CTIレーベルも懐かしいな~、考えてみるとボクもベース弾いていた時代ですから、プレーヤーとしては、どうしてもクロスオーバー系を中心に聴いていたんでしょう・・・
特にチャック・レイニーは、彼のクレジットされているアルバムを片っ端から探して買って、結果的にはいろいろなミュージシャンを聴くことに繋がるというパターンでしたね。
実は、このFirst Courseというアルバムもチャック・レイニーからたどり着いたアルバムでした。
さて、思い出と言えば、ジョージ・ベンソンのBREEZINが発売されたのもこの頃。
あのジョージ・ベンソンが、スーツなんか着て歌まで歌ってしまうという、信じられないアルバムでしたが、アルバムの内容はすごく良くて・・・
そして、このアルバム聴くと、何故かレコードプレーヤーのカートリッヂのことが思い出されてしまいます。
当時、レコードプレーヤーとしては定評のあるDENON(今はデノン、当時はデンオンと言っていました)をボクも購入したはいいけど、カートリッヂがなかなか決まらなくて、この時買ってしまったMM型のカートリッヂがSONY!のカートリッヂで。。。
と言いますのは、当時の『STEREO SOUND誌』の新製品紹介欄に載っていたからなんです・・・
その時の評価から『コレ、いいカモ!』って買ったのですが、値段も高かったのに、聴いてみるとそれはもうヒドイ音で、Trioのプレーヤーに付属していた訳のわからないカートリッヂの方がよほどいい音でした。
当時、オーディオ評論家の批評が購入の大きな決め手でしたが、いかにアテにならないかがヨ~くわかりましたよ(笑)
やはり古くから『定評がある』ものは違うんだなと実感したのでした。
お金もなかったので、しばらくそのままSONYのカートリッヂで聴いていましたが、そんな時のFirst Courseは音のコモッた、サエないFirst Courseだった(笑)