ある意味狙い通りでもあったし、そのおかげで演奏することが楽しめたし、近年にない有意義なライブを味わうことが出来た気がします。
それはゆっくりと(笑)
さて、松戸に行きましたが、松戸と言っても八柱という、八柱霊園で有名な場所です。
その八柱霊園入口にほど近い『霊園ストリート?』にある、とある石材店。。。
最初、石材店でライブ!?と思っていました。デショ?
石材店とライブ・・・という取り合わせがあまりにアンマッチであったため、どんな状況になるのか想像すら出来ずに、とにかく行くしかないと(笑)
到着してみると、石材店の中は、そこそこ広く、椅子だけだと軽く50人は座れるような広さでした。
ステージらしき場所もセットされていて、PAのセッティングの最中です。
しかしここは、あくまでも普通のお店であって、通りに面したこんなところでライブやっちゃっていいのか!?って。。。
『Penny Lane』と大きく書かれたステージには The Beatlesの写真やポスターも貼ってあります。
そう言えば、お店の外には『ライブハウスPenny Lane』と書いてある。
しかし、やっぱり、通りに面したガラス張りの普通の石材店なんだよね~
すると、今度は店内に何やら内装に使う発泡スチロールのようなデカい板が大量に持ち込まれ、店内をグルリと囲ってしまった・・・
さらに、緞帳(どんちょう)のような黒い布で全面カバーする。
何だ何だ!?
それらの作業は実に慣れたものです。
『ここはね、年に1回、ライブハウスになるんだよ』
と教えられましたが、まさしく立派なライブハウスに変身しました。
この日のライブ、ボクが持ち込んだのは、アコベ、KAY、BASS CUB、ギタースタンド2本、譜面台。。。
でもアンプベンチを忘れてきました(笑)
気付かなかったな~・・・
結局、BASS CUBは丸い座面の椅子に載せ、アオリを立てて自分のすぐ左に配置しました。
ボクも座っていたので、BASS CUBの正面の音を聴くことが出来ます。
これで、あまりBASS CUBの音量は上げなくても、自分のモニターとして聴こえるはずです。
ボクが狙っていたもう一つの方法は、ラインアウトからPAに流してもらうことでした。
自分の音量はBASS CUBをモニターにして、ちょうどいい音量まで上げ、一方で場内にはPAで流すのが、このBASS CUBを有効に使う一番いい方法だと思っていたんですね。
やっと実践でその方法を試す時が来たわけですが、いつものH教授から、さらに有意義なアドバイスをいただいたんですね。
それを聞いた時から、ボクはこの使い方は100%成功すると思いました。
(専門的なことはわかりませんが・・・)
要するに、BASS CUBのMASTER VOL.はPAに連動していないと言うこと。

ラインアウトはコントロールパネルのイコライザーなどの音質調整したものが出力されるので、コントロール部のINPUT LEVELやトーンコントロールはPAに直接影響するそうです。
しかし、MASTER VOL.はPAに影響がなく、アンプ本体のボリュームコントロールとして作動しますので、ラインアウトに関係なく好きな音量にコントロールできます。
このアドバイスのおかげで、PAには受けやすいボリュームレベルと自分のトーンを出し、一方で自分のモニターにはMASTER VOL.でちょうど良く聴こえる音量まで上げて使うことができました。
しかし、なんでも詳しいんだな~・・・H教授(拍手!)
おかげさまで、この日は素晴らしい演奏環境が出来ました。
こんなに弾きやすい状態で演奏するのは、いままで無かったかも知れません。
なんか、これまでは自分の後ろからデカイ音を出して鳴らしていたけど、あれは何だったの!?って思うくらい、今回の方法は理に適ったやり方だったんじゃないかと。。。
PAを有効に使えて、自分のモニターもできる。いいです!
演奏は・・・それは仕方がありませんが(汗)、気持ちよく弾かせていただきました。
体力的なことから、機材の小型軽量化を図ってきましたが、この使い方は狙い通りでもあり、PAの行き届いたライブでは有効な方法だと、ちょっと満足できた1日となりました。
たぶん、続く・・・(笑)